主婦ブロガーにありがちな「○○公開」記事が好まれる理由。

「役に立つ記事」って何?

読者の役に立つ記事を書く」これが、私はブログに一番必要なことだと思っています。

主婦のブログを見ていると、家の中を紹介する記事がよく見られます。例えば「キッチン公開」「カバンの中身公開」「押入れの収納を公開」といった記事のこと。しかし、こういった記事は読者の役に立っているのでしょうか?今日はそんな考えをまとめました。

公開記事の人気の秘密は「好奇心?」

断捨離や暮らしのブログで「お部屋公開」の記事が人気あるのはなぜだろう。ミニマリストの家で全く物がないとか、逆に、汚部屋で足の踏み場もないような極端な例なら面白い。でも、特徴のないお部屋でも、「公開」されていれば見たくなる。人は、他人の暮らしを知りたい欲求があるのかな。Twitterより引用

ちょっと覗いてみたいという欲求はわかります。 ミニマリストの物が極端に少ない部屋や、例えばとても片付いたお部屋に住んでいるとか、特徴があるならモデルルームのような意味があります。しかし、普通のインテリアや、一般的な部屋の公開に価値があるのかな?と思いました。

何かそこに、役立つ要素が無いと、ふーん、で終わるのでは?

「突撃・となりの晩ごはん」とか「有名人のお宅訪問」とか、普段見られないものを覗いてみたい願望があるかもしれない。とりあえず中を見たいという欲求が満たされればいいのか。私は、記事を書くなら、考察・まとめとか、その人なりの工夫ポイントとか、価値ある情報として形にしてあるのが好きだけど
Twitterより引用
私自身も、部屋や持ち物の公開記事をいくつか書いていますが、最後に自分なりの工夫や意見、考察などを書きますそれが無いとサラリとし過ぎて、内容が薄いと感じるのです。

お部屋公開も、家計簿公開も同じで、他人がわざわざ見せない部分を見られるのは価値がある。知りたい欲を満たせる。で、自分と比べて何か一つでも気づきあればいいのかな?特別ミニマムな部屋でなくても、節約してなくても、ケーススタディとして学びになるのかな。暮らしを見直すきっかけ、にはなる。
Twitterより引用

家計簿の公開も同じと気づきました。他人のお金の使い方を知りたいですよね。これって好奇心もあり、比べてみたいという欲求もあります。

そして、教科書に載っているような具体的なアドバイスが無くても、人の家計簿を見るだけで、自分と比べて気づきがあったり、学ぶことができる。「教科書」ではなく「参考資料」という役割。

役に立つ記事は2種類あった。「直接的」と「間接的」


私は、ブログは役に立つ(または面白い)内容がないと読まれないと思ってる。で、さらに役に立つ情報には「直接的に役立つ」と「間接的に役立つ」ものがあって、お部屋公開は後者なのかも。自分と比べたり、気づきを与えてくれるふんわりした情報。公開することで読者にヒントを与えている

情報サイトのような、ノウハウを学べる記事や、悩みに対する疑問がまとめてあるものが、私にとって役に立つ記事と思っていました。それは「直接的に役に立つ記事」です。多くのビジネス書、自己啓発書もそうです。

ですが、家計簿公開やお部屋公開の記事は、直接なアドバイスが無くても気付きや参考になる。それを考えると、公開記事は「間接的に役に立つ記事」なんだな、と気づきました。

物を通じて価値観を知る


ミニマムでも汚部屋でもない、「普通の」住まいを公開して面白いのか?と思うけれど、考察や考え方がしっかり書いてあれOK。物を通して、その人の価値観がわかるから。また、全部が片付いていなくても、ここはこう工夫して収納している、という参考になる話が1つでもあれば収穫にはなる。

極端に物が少ないとか、美しい部屋でなくても、そこにその人の生き方や考えが書いてあれば読み物としてしっくりきます。考え方、生き様(大げさ?)が表現されているのは面白いです。

お金の使い方には、その人の価値観が現れますし、クローゼットの中を見ると自己表現や美意識が伝わってきます。

私は「他人の考え」に興味があるほうなので、物や家を通じて滲み出てくるその人らしさが、面白いなと思えます。

結論:公開記事は役に立ち、咀嚼しやすい人気コンテンツ

まとめると、部屋の公開記事は、間接的に役に立つ良質のコンテンツになります。気づきを与えるきっかけになり、単に見てみたい欲求も満たされます。

何より、雑誌風に画像が並んでいる構成は読むのがラクで、咀嚼しやすいんです。シンプルな構成は頭を使いません。表現方法として、今の時代に合っているのです。

どんなに良い内容でも、表現が難しいと読む気は失せます。文字が詰まった書籍を一から読む気力はないですが、マンガでわかる○○シリーズに人気があるように、誰にでもわかる易しい表現が求められています。

文字が沢山詰まった記事に比べて内容が薄くても、読みやすく画像やイラストが入った記事がいいのです。

まとめ

・公開記事は、人の好奇心を刺激する。
・「直接的に役立つ記事」と、「間接的に役立つ記事」がある。公開記事は間接的にヒントを与えたり、自分と比べるきっかけになる。
・物を通じて価値観がわかる。人の価値観を知るのは面白い
・公開記事は、読みやすい表現方法がウケている

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