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【狭心症or不整脈】最初の緊急入院。

前回の記事に続き、そのまま入院となった。
夜中だし大部屋に入れられないからだろう、連れていかれるがままに個室に移動していた。
PCR検査の鼻の奥の違和感がやっとなくなり、胸痛もなく吐き気も解消し、やっと眠れると安心したがゆえの急激な眠気と闘いながら看護師さんの説明を聞いていた。

看「じゃあ2時間後に採血ありますので、夜中3時ごろまた来ますね」
私(・・・・・)
もちろん3時の採血なんて、やられたかどうかうろ覚えである。

救急車で病院に来て、そのまま入院になったのでなんの用意もない。
今はコロナの感染拡大防止のため面会も禁止。荷物の受け渡しのみ、昼の1時間くらい許されているが看護師さんを通してだという。
とりあえず病棟に運ばれる前に、まだロビーにいてくれた連れに「スマホ!スマホ持ってきて!」と叫んでいた。その後看護師さんから丁寧に説明を受け、入院のしおりを渡された連れは、見事な入院準備をして翌朝持ってきてくれた。(ド派手なピンクの全面スヌーピーのTシャツ以外は本当に完璧だった。)

翌朝、心電図につながれたまま電話もできず、取引先への連絡を仕方なく連れに頼む。他にも家のことでやってほしいことなど次々に文字を打つ。ウザい束縛彼女的な量を入力し終わったところで、普段何気なく使っているLINEアプリがこんなに便利なものだったのかと感動してしまった。

昨日の夜中に入院病棟に来てからは、発作と呼ばれるであろう胸痛は出ていない。というか、病名ってなんだろうか。
心筋梗塞?だったらもっと症状がひどいだろうな。じゃあなんだろう。なにか他の心臓病かな?
スマホで調べ始めたら、すぐに狭心症という病名が浮かび上がってくる。
検索したら何でも情報が出てくる便利な時代だけど、専門的なことは理解に限界がある。所詮素人だからね。下手な先入観を持ってても心によくないので検索画面を閉じることにした。

ちなみにこのあと病棟の師長さんが登場し、個室使用の衝撃的な差額ベッド代を告げられ、4人部屋への速やかな移動を希望したのだった。

4人部屋に移動になったところで主治医が登場。すごく若い女性の医師。
夕方17時に連れに同席してもらって、説明が始まった。
結果、「不整脈」か「安静時狭心症」のどちらか。不整脈濃厚。
そして血糖が高い!(でしょうね)
ここから病名を絞っていくには、もっといろいろ検査が必要とのこと。
入院1週間~10日くらいでどうかなとの打診。

わたしは1年くらい前からフリーランスなので、長く入院すると売上に直撃する。当然だが有給もないし、仕事ができなかったら容赦なくすべてがなくなるのだ。
あれから発作もなく平和すぎるので、なんならPC持ち込んで仕事したいくらいである。が、ポケットwi-fiもないので断念。
だとしたらできるだけ早く帰りたい!身勝手だが一刻も早く帰りたい!
意思を伝えると、最初に救急で言われた通り「緊急の処置はない」とのことでとりあえずあと1日様子見て、通院で検査を受けることになった。

結局、退院するまで発作は起きなかった。
発作が起きた時にうまく心電図が見れればよかったのだけど、そうはうまくいかなかった。

退院時に処方された薬は、ニトロールとベラパミルの効果が違う薬が2種類。

【ニトロール】 硝酸薬
体内で一酸化窒素を生成し、この物質が心臓の冠動脈を拡げ血流量を増やし、心臓に酸素などを補給したり全身の血管抵抗を減らすことで心臓の負担を軽くする薬
【ベラパミル】 カルシウム拮抗薬(IV群抗不整脈薬)
心筋細胞内へのCa(カルシウム)イオンの流入を阻害し、心筋の異常な収縮を抑えることで乱れた脈(主に頻脈)を整える薬

まずは苦しくなったらニトロールを服用。5分以上たっても治まらなければ30分開けてベラパミルを服用。どちらが効くかである程度の判別ができそう。早速検査で翌週の予約を入れ、4月12日の夜中に来てから、1日半での退院となった。

最後にきっちり内分泌代謝科への外来予約も入れられ、1日半にしては驚くほどの医療費をお支払いして帰宅…。働かなくては…。

何日か後に発作が起きるのだが、その話はまた次に。

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