フランスで舞台衣装家をしています、megumi です。

舞台衣装家をどのように志し、渡仏し、どんな舞台を手掛けて来たか。

思い出しつつゆっくりと綴っています。

さて、この度フランスショービズ界に震撼が。
"働きたければワクチン受けよ"
との、お国からのお達しが！

詳しくご説明いたします。

日本ではワクチンパスポートと言っているようですが、こちらおフランスでは
passe sanitaire。

ワクチン接種者だけでなく、PCR検査(現在のところ、48時間以内のもの。24時間以内じゃないとダメって言われることもある)の陰性証明も含まれます。

この度、ministaire de la culture (日本語だと、文部科学相で良いのかな…)から各劇場に直々に、passe sanitaires 保持者以外は契約解除にせよとのお達しが！！ございました。

私のところにも、既に幾つかの劇場から、お願いだからワクチン打っておいて。でないと秋から雇えない、とのメールが届いております😱

8月末から入る事になっている国立劇場は、契約書をバカンス前に作ってしまいたいらしく、"現時点で、既に"passe sanitaires保持者であるかの確認が来ました。

とどのつまり、"ワクチン接種が2回終わってなかったら契約書出しません"と言う訳です…だって、8月末のPCR検査陰性なんて、現時点で証明出来ないんですから。

そして、passe sanitairesを持たずに解雇になった場合は、失業保険もおりない事に！！

これらの処置、今までなら法に触れてて絶対不可能だったのですが(全く働かない人の事すら、一度契約交わしたら解雇出来ない決まりだった)、現在は état urgence(緊急事態下)で国が勝手に決められるそうで。

ナニコノクニ😱
もう恐怖でしかない😱😱😱

ちなみにこのpasse sanitaires、効力発揮するのは2回目のワクチン接種から2週間後、という事で、9月からの仕事を思うと、今すぐ打ち始めないと9月には露頭に迷うと言う訳ですので、フランスで働く舞台人の皆さま、お仕事の為には腹を括るしか無さそうです…

ちなみに私は、見越して既に2回接種済みなので、夏休み中は子供のお出かけ要員化しております…

遊園地やミュゼも、passe sanitaires提示必須なので、ワクチン反対派(いや、私もそうでしたが…)のオットは、子供に付き合えないという訳です←お出かけ嫌いなオット殿、こちらは良い口実化させてます🤣