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Comédie musical ROMEO&JULIETTE


現在、日本で上演中のROMEO&JULIETTE 。

6月初旬に生配信あると言うことで、まずはおさらいで2001年初演バージョンと2010年再演バージョン、2本のDVDを引っ張り出して来て鑑賞していました。

実は私、初演の初日、1/19のチケット入手してたのに、3月初旬に生まれる事になる娘を妊娠中で、見事ドクターストップで観に行けませんでした(涙)

超プラチナチケットだったのに…

その後、動ける様になってすぐに新幹線乗って観に行きましたら、ジュリエット役のセシリア カラがまさかの病欠。

あの透明感のある歌声を聴きに行ったのに・・・!

なので結局、その後国内ツアーで当時住んでいたリヨンに来た時に、もう一度行きまして、ようやくオリジナルキャストで観られたのでした。
Quelle histoire !


オリジナルキャスト

このセシリア カラですが、R&J準備中でオーディション重ねてもジュリエット役が見つからずにいた時期に、テレビの勝ち抜き形式のオーディション番組で準優勝して、その番組を観ていたジェラール プレスギューヴィックが、僕のジュリエットを見つけた!と目に止め、すぐにジュリエットに決まったと言う逸話がある、美声の持ち主。

そのオーディション番組私も見ていたんですけど、彼女が優勝しなかったのは納得出来ませんでした。それ位、若くて荒削りではあるけど魅力的な子でした。

で、ジュリエットデビューを果たしたのが、ミュージカルでのジュリエットと同じ、16歳。

そこも売りにしてましたが、若さアピールが鼻に付くって嫌う人も出て来てしまったので、あれは残念なプロモーションでしたね。あんな事しなくても、問題なくあっという間にトップスターになってましたから。

初演前に大ヒット飛ばしたのは、Les rois du mondeとVérone。
日本で有名なAimerは、後出しだったような気が…
ちなみに、私はAimerよりLe  Barconの方が好きです。
セシリアの声の魅力が良く出ていると思う。

2010年バージョンには、初演時には生まれたばかりだった娘と行きました。

ロミオはダミアンだったけど、セシリアは出ていませんでした。
あの高音は若さゆえの特権だっただろうし…と思ったりもしていますが、2010年のジュリエット、ジョイ エステーは全然高音が出ない子だったし、同じがっかりなら、声が変わったセシリアが良かったな…


2010年キャスト


ちなみに、2010年バージョンには、オリジナルキャストはロミオの他、ティボルトのトム ロスと、大公役で Véroneを大ヒットさせたフレデリック シャルテールがフレール ローラン役で出ています。

トム ロスのティボルトは、個人的には2010年版の方が好きです。
そもそもティボルトって、このミュージカルでは美化されすぎててファンも多いけど、原作ではただのはみ出し者ですよね。
2010年版の方が、ずっとその“ヤナ奴感”が出てて良いと思うのは私だけ??

2010年の辺りって、フランスではロック風が流行っていたんですよね。
R&J再演の前年にはオペラロック モーツアルトが大ヒットしていたので、R&J2010年版も、その悪影響受けちゃっていたのが残念な所。
せっかく、綺麗で上品なフランス語で作られた舞台なのに、その高尚さが少し削がれてしまっていました。
大公が特に残念。
2001年の高尚な大公だったフレデリック、どんな気持ちで観ていたんだろう…
とは言え、お腹周りが少々ふっくらとした(笑)彼のフレール ローランは、素晴らしかったです。


ちなみに、私の推しメンは、2001年版のメルキュシオ、フィリップ ダヴィラ。
母音を裏返しながら歌うの。それプラス、スキンヘッドで、セクシーなことと言ったら。笑
衣装のドミニック ブルグも多分そこを見て、グッと開けたデコルテのプーポワン(中世のメンズジャケット)を作ったんじゃないかな。


6月配信の日本版R&Jのプロモーション映像見ましたが、日本版も良さそうですね!
岡さんの大公はもちろん、ベンポーリオ、とても良さそうで期待!
楽しみです。

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