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先入観をなくした中立的共感型傾聴のススメ

あれ? なんか方向ズレてる? こんなときどうしますか?

エスノグラフィー的観察をしていると、社内に限らずディレクター同士の悩みで、解決策模索中が結構あったので、以前、ディレクター講座で思考法の基礎用で作成、使用した「こんなときどうしますか?」を公開します。

● 依頼側(クライアント・決済者)
相談時点:ふんわりした短期から中期的(短期寄りな中期)な要望を持っている
状況:担当者の所属する部署内だけでは、方向性や解決までたどり着けない若干の不安と変化への期待を持っている
ターゲット:依頼者視点であり
ゴール:施策展開(方法論や展開事例は若干不明瞭)

●受注側(受注前コンペ用ヒアリングや相談が含まれる)
相談ヒアリング時点:
課題や施策したい内容を分割し、課題を整理する
状況:依頼側にとって、メリットになることを起点に、市場やユーザーの状況を簡易的に事前リサーチから、依頼側の状況を踏まえながら伝えていく
ターゲット:市場、ユーザーの視点を入れた情報整理から導き出す
※偏った分析からのターゲット設定をおこなわないように心がける
ゴール:共感、展開

ポジティブな共感がポイント

リスクヘッジをしすぎない傾聴からの共感
平常心で傾聴をおこない観察していくと、相互に安心感、信頼感、高評価へと繋がります。
そのとき、イニシアチブを意識的に取ろうとしてしまうと、パワーコントロールに入ってしまい、不安感から距離感が縮まらない現象に陥る、残念な状況になりかねません。表面的な共感ではなく、先入観をなくした空っぽの状態で聞いていきます。
提案や企画立案に集中していくことで、主観は消失していく感覚が出てくるかもしれません。よくあることや事例だけではなく、その要望に適した方向性を見つけるための合わせや型を使ってみる。平常心で探しているとヒントは書籍、会話、仕草、散歩といろんなところで見つかります。

たくさん失敗からのいま

幸いなことだと思うのですが、紙媒体から建築、デジタルテクノロジーのデザイン、ディレクションやプロデュース、マネージメントを、時々デザインの賞などもいただきながら、おこない続けています。
リスクヘッジのメリットやデメリット、失敗もたくさん経験してきました。
楽しいや面白いと感じられる経験がこれからも増えていきますよう、地味に学びや修正をしながらやっている私の経験も誰かのお役に立てばと思い、書かせていただきました。

私が友人と2002年に渋谷に設立したデザイン会社は、リンクからご覧いただけます。
小さなデザイン会社です。この規模や方向性では、新たな展開が難しいかもと思い、途中で私は抜けて、いまに至ります。
有限会社メタスタジオ
http://www.meta-studio.co.jp/
※随分、更新できてないみたいですが、マイペースにみんな元気です。

次回は、情報デザイン関連、またはメディアアート、コンテンポラリーアートについて書こうかと思っています。
まだ暑い日が続いています。夏バテにはお気をつけください。

それでは、今日はこのあたりで失礼します。

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