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第12回クリエイターEXPO【配布物編】

クリエポまとめ、第二弾です

すみません長くて…第1弾として【ブース編】を書きましたので、できるだけササっと【配布物編】も書かせて頂きたいと思います。もしご興味のある方はお読みになってみてくださいませ。

パンフレットが前回余って

昨年の出展時に作った600部のパンフレットを会期中半分くらいしかお渡しできず余ってしまって、クリエポ後にも個人的にご郵送なども頑張ったのですが、それでも残りが250部位ありました。過去の出展ではほとんど刷った分を配布して会期を終えていたので、まとまった数の余りを持ったのが初めてでした。どうしたらいいか…過去にパンフレットが余ったという皆さんがどうされたかお聞きしてみたところ、

  1. 昨年分と合わせて予定数になるように少しだけ追加で刷る

  2. 今年作る新しいパンフレットだけで予定数刷る
    (あわせて昨年分も配る派、昨年分は持ち込まない派)

という風にわかれました。それぞれのやり方があるのだね。
昨年分は持ち込まないという方は、クリエポ以外の営業に使用してくのだそう。ありがたいご意見をお聞きして、改めて、自分はどうしようか?と考えました。

今回は4種の冊子がありました

1.【NEW】人物カットを紹介するパンフレット(2023年)
2.  昨年作った総合パンフレット(2022年、人物、パターン、デフォルメ)
3.【NEW】パターングラフィック小冊子(2023年)
4.  過去に作ったパターングラフィックの冊子(2021年)

いや多すぎ。。。多すぎました。順に内容をご紹介しますね。

1.【NEW】人物カットを紹介するパンフレット(2023年)

ブースのメインビジュアルにしたファミリーをシンプルに配置。
2022年のクリエポ以降に頂いた実績を掲載してます。

昨年のパンフレットを持って行って同時に配布するつもりだから、内容がかぶるものを作りたくないなということだけは思っていて。だからあのパンフレット以降に頂いたお仕事で今回は構成しようと思いました。それなら、去年のほうを見て下さったかたがこちらもあわせて見たときに、ああ最新版はこういう感じなんだなと思ってもらえるだろうし、最新版のパンフレットだけ見たとしても最新の絵を分かってもらえるし。

私いつも小さめのパンフレットを作ってきたから(1回目~3回目はA5で作ってて、昨年はA4ベースなんだけど長辺を切って短く真四角にしたし)A4サイズって初めてで。でも私のお仕事ってそんな大きく掲載されるサイズの絵じゃないのが多いから、A4にいっぱい配置できるし、見開きだけでいっぱい見て貰えそうだから、4ページでいいかなっていうのも決まりました。冊子みたいに間近で見るものは、イラストにも見やすいサイズがあると思っているので、それをいつも気にして配置しています。

あ、あと、仕上げ方の参考図を付けました。ほんとに微細な違いではあるんですけど、こっちのこれがいいみたいなご要望があったりするので作っておこうかなと思って。あっわかりやす…!って言って下さった女性のお客様がいらして、嬉しかったです。。。あとイラストレーターさんも褒めて下さった方がいました。その節はありがとうございます。。。励みになります!

2.昨年作った総合パンフレット(2022年、人物、パターン、デフォルメ)

3.  昨年作った総合パンフレット(2022年、人物、パターン、デフォルメ)

そしてこれが昨年余ってしまったパンフレット。このパンフレットは、パターンもデフォルメイラストも人物カットも載せて作りました。

ぱかっと開いたときには「パターン」と「デフォルメ」が出る
さらに中をひらくことができて、一番階層が深いところに人物カット紹介があります

これを作った時は、表紙でまず人物カットは見て貰えるから、開いたときにはまた違ったイラストも描くよということが伝わるようにと思っていました。会場で歩いているお客様って、まずパンフレットを手に取ったら、パラってなかを開く方が多いんですね。だから、一番最初に開くページで心をつかまないといけないと思っていて。8ページで作ってた時は、ホチキスが来る真ん中のページ4~5ページの見開きに一番見て頂きたいイラストを配置したりしてました。そこがパカってすぐ開くページなので。で、このパンフレットを作ったときには、別の雰囲気のイラストも描ける!をPRしたいと思ったんですよね。だけど、デメリットもあって、表紙からうけた印象と違ったなーって思う方もいるはずなんですよね。だから、どっちをどうとるか、そこはそれぞれの思うところで決めないとで。それが私は毎年違ってきちゃうとこがあって、去年はそう思ってたんだけど、みたいな。で、今年は「人物とパターンとわけて冊子作りたい」になったのです。いやはやです。

3.【NEW】パターングラフィック小冊子(2023年)

この柄はブースの壁のポスターにもした今回のメインパターンです
蛇腹折り使用です。表面は表紙と裏表紙に柄を、真ん中には参考用にモックアップを。
裏面です。SNSで特に反応頂いた柄を4つ集めて掲載しました。

パターングラフィックを必要とするシチュエーションを考えると、実際に具体的な「もの」の形でお見せ出来たほうがイメージに繋げて頂きやすいと思っているので、パターンについてのPRは、特に形にこだわってしまいます。それもあって、今回は人物イラストのPRと分けたかったのです。この冊子が、もうなんらかの商品に見えて欲しい。そこにこだわったせいでサイズが小さめになってしまい、あまりクリエポで配布する冊子としてはむかないかなという気もしましたが、こだわりのほうをとりました。あまり小さいと会場を歩き回る間に落としてしまうことがあるかもしれないし、他の方の冊子と一緒にしておくには保管しづらさが出るけれど、それがかえって、他の方の冊子とは別の場所に、例えばデスクのような身近な場所に、飾って眺めてもらえるのではないかと思いました。イラストレーターお友達のyanaさんが早速おうちで飾ってくださったとのことで、とても嬉しく思っています。

4.  過去に作ったパターングラフィックの冊子(2021年)

これは実はクリエポには関係なく、2021年の春に、営業用に作った初めてのパターングラフィックPR用の冊子です。28ページあります。当初、内装用の壁に関連する企業様などへお送りして、ご用命を請うたものです。48冊余りがあったので、折角だからと今回連れてゆくことにしました。ご覧頂いたことのある方には限りがあったので、今回興味のある方にお届けできたら、なにかのきっかけになるかもしれないと淡い期待を込めて。

コンプリートセットの爆誕

そんなこんなで4つもの配布物を用意することになったため、色々考えて「コンプリートセット」を作ることにしました。小さい冊子も落とさずにお持ちいただけるなと思ったのです。

折角なので、バッグにタグをつけることにしました。私はこういう細かい事っていうか、余計とも思える工夫をすることをやるのが好きなので、それが何かに繋がるのでは、とも思ったのでした。イラストスクール時代には先生に「こんなことしなくていいのになんでしたの。絵に関係ないでしょう。もっと描くことに向き合った方がいいでしょう」的なご指摘を頂いたこともあります。ほんとにごもっともです先生。でもやっぱり私、こういうことがやめられないみたいなんです。

実際会場でお渡ししすると「えっこんな立派なセットをいいんですか…」とおっしゃる方が多く、動揺を誘ってかえって申し訳ない気持ちにもなりました。でもなかには欲しがってくださったり、喜んで下さる方もいらして、そんなときはとても嬉しくてほっとしました。

反省点

とにかく配布物が多すぎました。ゆったりとお客様をお迎えできる場ならよかったけれど、バーッて前を流れていく大勢の方々に、欲しいものを選んでいただくような余裕は持てないなと思いました。最初のうちはそれでも「人物ですか?」「パターンにご興味があればこちらを」みたいなことをやっていたんですけれど、人の波が多い時にはもうままならず、わーって渡してしまうほかありませんでした。コンプリートセットは、用意していても自由に取って行こうとされるかたはほとんどおらず、手に持っておすすめしないとお持ちいただけないので私の手が塞がってしまうことになり、お客様から「人物の方だけ欲しいんだけど」とご要望頂いたときや、お名刺交換とか、ファイルをご覧頂くとか、別の動きへの切り替えがあわあわでした。

それに、バッグがあればお客様は便利かと思っていたけれどそうでもないこともありました。皆さんのパンフレットをすでに両腕で抱えて歩かれているため、バッグを追加でお渡しすると今度は手先が塞がることになってしまい申し訳なかったです。重ねて一緒に抱えようとしてくださるかたもいたけれど、平らなパンフレットの束に袋が追加され、かさばって申し訳ない感じになりました。抱えていたパンフレットの束を、お渡ししたバッグに全部入れていかれるかたもいらしたので、そういうときはああよかったと思えました。ああバッグ助かります!と言って下さいました。でも誰にも彼にも役立ったかというと微妙だったかな…と思います。企業ブースで配ってたみたいなめっちゃおっきいバッグとかなら、口も大きいしぽんぽん入れられてよさそうだったけれど。なんでもやってみないとわからないものですね。。去年はほとんど人の波がなくて、ずっとドシーンと座っていられたし、ゆったり商談でいけるかと思ったのだけれど、おかげさまで今年の場所は人通りが多かったので、そういう余裕は持てませんでした。

どなたかのお役に立てば

私みたいにクリエポで色々破天荒をやろうと思う方は少ないかもしれませんが、私のしっちゃかめっちゃかのなにかが、どなたかのお役に立てば幸いです。

なお、配布数ですが

【NEW】人物カットを紹介するパンフレット(2023年)
 …400部印刷/384部配布
【NEW】パターングラフィック小冊子(2023年)
 …300部印刷/138部配布
  昨年作った総合パンフレット(2022年)
 …250部持込/配布修了
  過去に作ったパターングラフィックの冊子(2021年)
  …48冊持込/配布修了

となりました。やはりパターンは実際の案件としての需要がそう多くなくて、ご興味を持って下さる方もそう多くなかったのですが、でもパターンがいいって思って下さる方にお渡しできたと思います。人物カットのほうのパンフレットは、ほとんど配布できてほっとしています。自分としては、去年余らせてしまったパンフレットが今年の皆さんにお持ちいただけたことが特に嬉しかったです。絵が駄目だったのかなとかいろいろ思ったりしていたけれど、今年「これ貰っていいですか」と一番言われた冊子は去年余ったパンフレットでした。不思議です。去年はおすすめしてみてもお持ちくださる方も少なかったんですけど。でも嬉しいです。よかった。去年の頑張りが報われたようで。

クリエポの成果は配布物の配布数で測るものではないですから、これが結果だとは良くも悪くも思っていません。けれど、ブース編も含め去年の出展時の自分のなかでの反省点を改善できた部分があったのではないかと思えているので、よかったと思っています。また新しい課題も増えました。来年もまた頑張ります。長くなりまして恐縮です。お読みいただきありがとうございました…!

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