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アラフィフソプラノ歌手のつぶやき

私の周りには助成金の申請をした方が多くいますが、皆さん200万の申請を出しています。本当はもっと赤字になっていますが、それが最高額らしいです。

私は申請してません。
逆にコンサートができないので、お金が減ってません(笑)

今更ですが、これって何ですかね?

クラシック音楽界の方々で200万の助成金をいただく方って、指揮者?音響さん?照明さん?演出家?じゃあ、演奏家は?申請出した方って日本に何人いるのかな?

音楽教室の先生でしたら、いただいた方いらっしゃると思いますが、前にも書きましたが、演奏だけで職業にしていらっしゃる方って何人くらいいるのかな?

私もソプラノ歌手と言っていますが、これはプロフィールであって、職業ではないです。コンサートやってもお金はほとんど入りません。コンサートで赤字にならなかったら良い方だと思います。

でも、コンサートの経費に、準備のための時間給は入ってません。練習時間も経費に入れたら、チケットは一体どんな料金設定にすれば良いのでしょうか?

会社員でしたら準備時間ももちろん仕事です。イベントのその日だけが仕事ではないです。準備も含めた全てが仕事のはずです。

クラシック音楽界のみ、これは仕方ないで済ませて良い問題なのでしょうか?それをおかしいと思っている人ってどれくらいいるでしょうか?思っても何とかしようとしている人っているのでしょうか?

ここを何とかしなければ、日本のクラシック音楽界は終わると思います。

キツい言い方ですが、終わったとして、悲しむ人はどれくらいいるのでしょう…。

じゃあもう必要ないんですかね(泣)
それはあまりにも寂しい話です。

【プロフィール】沼田市出身。洗足学園大学声楽科卒業。同大学専攻科修了。日本オペラ振興会オペラ歌手育成部修了。ぐんま新人、神奈川新人演奏会出演。イタリア声楽コンコルソ入選。元藤原歌劇団団員。

小学校から高等学校までの音楽教諭、音楽教室声楽科講師、合唱団指導者等を勤める。

舞台では「魔笛」「コシファントゥッテ」「こうもり」「夕鶴」など数多くの オペラやイベントに出演。

近年は、童謡唱歌を楽しむ会「ジングシューレ」やリサイタルの開催、ジャズとクラシックのコラボチーム「MISTO」を立ち上げ全国各地でコンサートに出演している他、合唱団の一員としてコンクールに出場するなど、かなり幅広いジャンルのレパートリーを持っている。

音楽を楽しむ会「ピアッツァ」主宰。
林柳波調査研究会会員。

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