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子どもが学校に行かない本当の理由

映画「夢見る小学校」の上映会を開催してみて色々と気がついたことがありました。

※注意!私の独断と偏見による解説

1点目は、子どもを競争させるな!noteでも時々書かせていただいている日本の公教育をめぐる数々の問題

2点目は、明治時代から変わらない!
教室の風景、社会の劇的な変化と逆行しているかのような学びの環境

3点目は、なんか変だぞ日本の家族!
それらの問題から見えてくる日本の家族の構図

順を追って書いていきます。

①子ども同士を競争させるな!

映画を見て私もビックリしたことなのだけど(つまり知らなかったのだけど)通知表を出す出さないとか、テストをやるやらないとか、宿題を出す出さないとか、これらは国(文科省)ではルール化されてはいない。つまり、学校(校長権限で)決めて良いことなのだそう。

担任が校長に掛け合って、そこで合意すればやらなくてもOKなのだ。子どもを評価して、子ども同士を競争させるこの制度、いますぐ辞めれるのです。校長が「私が責任取るからやめましょう!」と、言えば良いだけ!簡単すぎる!何故やらないの?(ちなみにこれを校長権限でやった世田谷区の中学校の子ども達の成績は世田谷でもトップレベルなのだそう)

②教室という学びの環境が明治時代から変わっていない

いまだに黒板があり、教壇があり、掃除道具があり、デジタル機器普及率は途上国よりはるかに遅れてるレベル。
赤ちゃんの時からスマホをおもちゃにしていた子ども達にとっては学校にいる時間はタイムマシンで過去に送り込まれた気分になるのでは?

授業中に席を立ってトイレに行く(生理現象)も先生の許可を取らなければならないという囚人なみの暗黙の同調ルール。

職員室は聖域で、子ども達は気軽に入れない(映画に出てきた職員室は子どもの楽園みたいになっている)
子どもにとって、先生は特別な人ではなく、学びの仲間であるべきなのだ。

③日本の家族構成やっぱり変だぞ

小中高大学まで男女は同じように学んできたのに、就職したあたりから男女の格差が出てくる、そして、結婚したらいまだに良妻賢母的な事が評価されていたりする。
子どもができたら仕事を辞める女性が世界一多い国。なんで?
実は家庭内男女格差はちっとも改善されてない!ジェンダーギャップは家庭から始まっていた!

そして、その事に疑問を抱かないどころか、それが幸せになる秘訣のようなことを女性側が言ってたりする。子ども達は家庭内の夫婦の力関係をビミョーに感じているのだ、お父さんがお金を稼いでくれてる人。お母さんは子どものお世話をしてくれる人。その構図ベースで社会(学校)に出る。

家にいるとお母さんが守ってくれるけど、学校にはお母さんがいないのだ。(保健室登校などはその事例)

最後に監督が言ってた言葉にやられた!
「この映画を見て、映画に出てくる学校を作ろう!とか、思うかも知らないけど、そうではなく、子ども達のために、保護者は自分がいますぐできることをやってください。学校は楽しいだけでいい場所なのです」と。

学校は子ども達にとって、かなりヤバい場所になっている

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