私が独立したのは「仕事でもっとワクワクしたい！」と思ったから。だけど、実際には起業することはそれほど甘いものではない。ということも嫌というほど味わっています。以下はそれを中小企業白書で数値化したもの。

個人事業主の廃業率・・・・・・1年で37.7% 3年で62.4% 　　　　　　法法人企業の生存率・・1年で2割が廃業・10年後まで生き残れる企業は36％

私は独立前に、ある会社で女性経営者専門のコンサルタントをやっていました。そんな中で出会った方々、また、女性向けの起業塾などを自分で主催したり、講師を勤めたりしていく中で出会った方の多くが「何となくこれがやりたい」と思って、自分の虎の子の中から自分の許容範囲の金額（何故か、だいたい300万ぐらいが相場のようです）を出して、それがなくなったら諦めるというもの。それをみていただけに、「私は絶対に起業はしない」と密かに思っていたのです。ところがあることがきっかけで起業することになりました。当時１円起業が可能になったのもあり、すぐに自分の会社を立ち上げることはできたのです。

起業してみたが「事業計画」がなかったw

今思えば、個人事業主レベルでよかったのでは？と思うのだけど、当時すでに2人の社員を雇う羽目になっていた私（私が友達2人を誘って入社した会社が大きなトラブルに巻き込まれ、何故か私が別会社を作らされた）なんと！「社員を雇うのは会社でないとダメ！」と、思い込んでいたのです。本当に、労働基準監督署が聞いたら喜びそうな何も知らないまぬけな社長だったのです。そんなことよりも大事なことは、その会社を立ち上げて何をするのか？だと思うのですが・・・。それは決まっておらず。とりあえずコンサルタントの仕事をしていた時のクライアント先に営業をかけて、毎月100万円程度の売り上げは確保。事務所は自宅マンションだったので、ギリ回っている感じでした。（でも全然ワクワクしなかった）100万円の売上と支出の内訳はこんな感じ。

1,000,000円−家賃100,000円−人件費300,000円−交通交際費200,000円　−役員報酬300,000円−管理費50,000円−水道高熱通信費30,000円−保険代20,000円＝０

つまり、100万売り上げるのは自分一人の力だから、もっと売上上げるには自分が頑張るしかない。ワクワクしないことをもっと増やすしかないのだ。純粋に「それは嫌だ！」と思ったのです。「これは自分がやりたいことではない」と（もっと早く気づけよ！）その後色々あって、その会社は一旦閉めて１年間兵庫県明石市のビーチで毎日犬と一緒にプラプラお散歩をしていました。

ハッピーリタイア並みの毎日？

自己啓発本などで時々出てくるお話がある。南の島でビジネスに成功した男性がビーチに行くと地元の子どもたちがヤシの木下でお昼寝をしている。その男性は「君たち、こんなところで怠けていてはいけないよ子どもの頃はしっかり勉強しないと！」といいました。すると子どもたちは「勉強してどうなるの？」と男性に聞きました。

男性は「勉強したらいい大学に進むことができるんだよ」と言いました。子どもたちは「いい大学に進んだらどうなるの？」と言いました。男性は「いい会社に入ることができるんだよ」と言いました。子どもたちは「いい会社に入ったらどうなるの？」と聞きました。男性は「いい会社に入ったらいい出会いがあって僕みたいに起業して成功することができるんだよ」と言いました。子どもたちは「いい会社に入って成功したらどうなるの？と聞きました。男性は「成功したらね他の人たちが働いてる時間にこんな風に南の国の椰子の木陰でお昼寝ができるんだよ」と言いました。子どもたちは言いました。「それなら僕たちもうやっているよ」・・・と。そうなのです、私はハッピーリタイアではなかったけど、仕事を閉めて収入もなく毎日犬とぷらぷらしていう状態。つまり南の島の子どもたち状態だったわけです。

成功した偉人たちの共通点

実は成功している偉人たちに共通していることがあるらしいのですが何だと思いますか？それは・・・「お散歩の時間をじっくりとる」ということなのだそうです。ただしポイントがあります。それは自然豊かな場所という条件付きです。この原因を自分の経験から推測すると・・・リラックスと大自然の叡智によるサポートの相乗効果で「ひらめきとひきよせ」がダブルでやってくるのです。成功していない私がいうのでは説得力ゼロですがw

成功ってなに？

成功って何だ？と自分なりに考えてみたのです。

お金が使いきれないぐらいあること？・・・証券会社時代にそんなクライアントを沢山みてきたけど幸せそうじゃなかったし、経営者でもギラギラしてたり、妙に説教じみていたりしてお近づきになりたいと思わなかった。

周りに素敵な仲間が沢山いて楽しそう？・・・私は基本「みんなで一緒に」が苦手だから親友とか呼べる友達は二人ぐらいしかいないし、大勢の人に囲まれている人のことは凄いな〜！とは思うけど、自分には無理！となる。

メディアに出たり、世界中を飛び回って大活躍？・・・日本中を飛び回ってみたこともあるし、海外にも行ったりしたけどあまりピンとこない

なんでだろ？と、考え得てみたら自分がワクワクしていないからだと気がついたのです。

ワクワクはお金がなくてもできる。ワクワクは一人でもできる。ワクワクはどこでもできる。という結論に至ったのです。最近はネットがあるからネット環境さえあれば時間も場所も選ばないのです。

まずは自分の内側を見て「ワクワクしているか」

そうなのです。事業計画も大事だけどその前に大事なのは、自分の内側がワクワクになっているかどうか？なのです。そういう私は究極の飽きっぽ人間だったりするから周りは大変だと思うけど、こればかりは止められない。では、ワクワクな内面を作るにはどうしたらいいの？とか、それを仕事にするにはどうするのよ？と、もしかしたら「イラッと」している方には続きがあるのでそちらをご覧ください。

ということで第一幕でした。