6 モノの動かし方を考えよう

前回までで服の材料と製造工程を見てきましたが、次はできたものを運ぶ「流通」についてです!

日本では国内の服生産が減少し今では輸入品が圧倒的に多くなっていますが、先進国ではどこも同じ様相を呈しています。遠い国の数々を旅してきた服の一生をたどる作業は想像力のトレーニングに最適。インドでできた綿がイタリアで生地にされ、モロッコで縫製されて神奈川の倉庫に納品され、オンラインで注文されて熊本で日の目をみる、などなど。とにかく今皆さんが着ている服、は相当な距離を旅して手元に届いていることはほぼ間違いありません。「MADE IN JAPAN」と書いてあったとしても、MADE IN〜表記は縫製などの最終工程が行われた場所。最終工程にたどり着くまでに、大体の場合国をまたいで旅してきていると考えていいでしょう。

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