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考えを深めるためのひとりだけの場所 [メルマガ]

今週は情報のインプットについて考えていました。

「女性が小説を書こうと思うなら、お金と自分一人の部屋を持たねばならない」この、ヴァージニア・ウルフの「自分ひとりの部屋」の言葉はたいへん有名で、拙著「知的生活の設計」の方向性を導いてくれた言葉でもあります。

これと似てはいるものの、しかしスコープがより大きな議論を、地理学者のイーフー・トゥアンが名著「個人空間の誕生」で展開しています。

トゥアンは個人が自己を意識するためには、ある程度確立された部屋やプライバシー権といった有形無形の個人空間が必要であることを指摘し、そうした個人の意識が翻って全体に及ぼす効果について記述しているのです。

(続きはSubstackにて)


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