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米津玄師 × Fortnite ライブでオンラインで生きるための箍がもうひとつ外れたのを感じた

米津玄師がFortniteのパーティロイヤルでオンラインライブイベントをするというので、こればかりは目撃しなければだめでしょうと思って馳せ参じました。

結論からいうと、これは「アーティストに集中する」という既存のライブのお約束という箍が外れた、新しい楽しさを体験できる空間でした!

2000万人がみたというTravis ScottのFortniteオンラインイベントを期待していたので今日のライブはスクリーンのみだったのは少々物足りなかったものの、雰囲気はたいへんよいですし、スクリーン背景が動的に変わってゆくのも興奮が高まります。

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おもしろいのはこちらの演出。会場にいる全員が同時に強制的にジャンプさせられるのですが、これはひょっとしてライブになると黙って一箇所で立ってしまう日本人気質を想定して「動け、踊れ」ということだったのでしょうか(笑)

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ライブの参加のしかたもひとぞれぞれで、米津玄師ガチ勢は他の人がみえない角度で本人だけがみえるようにして息を詰めて聞いていたらしいですが、他の人は椅子を用意して視聴している人、ずっとスクリーンに向かって突進している人、私のように落ち着かない人などいろいろです。

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今回はなんにんかの友人とDiscordでボイチャをしながら参加していたのですが、これがまた最高によいわけです。

ライブというと、アーティストに集中しなければいけないマナーがありますし、一部のライブではコールも含めて振る舞いの統一性が求められたりといった面があります。それが楽しい分にはいいのですが、友人と喋りながらというのはまた別の楽しみで、「ライブにおいて前提とされているもの」がひとつ外れて違う娯楽になった気がします。

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そこに、いまステイホームでお互い会えていないという要素が加わると、VRで会ってゆるく同じ方向を向いて楽しむという、まさにFortnite向きの楽しみ方が体験できるわけです。

いま世界中の子供たちは対面でビデオ会議などせず、Fortnite でゆるくパーティーを組んで行動しながら、ボイチャでなんとなく話しているわけですが、それがスクワッドプレイではなくてライブになったというだけです。

別にこれは音楽でなくてもよく、将棋の対局でもいいですし、お経かなにかでもいいのですが、「その場所にいる理由」だけを与えてゆるくつながることがこれだけ安心できて楽しいというのはまさにいまの時代の遊び方という気がします。

というわけでまだ午前2時の回、午前8時の回がありますので、見逃したという方はぜひログインしてみてください。


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