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味噌汁の話

最近は、子どもが小学校に入ることを考えて、早起きを心がけている。

早く起きて仕事をして、頃合いを見て家族を起こすのだ。
そうするとそれなりにお腹が空くので、ちゃんと朝ごはんを用意して食べるようになった。

しっかりした朝ごはんには、味噌汁が欠かせない。
夕飯を作る際に多めに作って、朝は温めるだけにすることで、かなり時短になるから、手間ではない。

我が家で使うお味噌は、実家から送られてくる手作りのもの使っており、お店で手に入れることは出来ない。

実家の方では地域毎に婦人会があり、そこで毎年味噌を作っている。
その味噌のお裾分けが届くのだ。

農作業が暇になる9月10月ごろに味噌つき(味噌作りのこと)をしており、冬支度をする頃に毎年届くので、母から味噌が届くと年の瀬を感じるようになった。

味噌は冷凍すると長期保存できる、というのは分かるのだが、毎年大量に届きすぎ、実は冷凍庫が結構圧迫されていた。

だが、毎日しっかり2食分の味噌汁を作ってみて分かったことがある。

消費するペースがすごい。

秋に届いたうちの半分を、もう使い切ってしまったのである。

まだ過去に届いたストックがあるけれど、このペースではあっという間になくなりそうだ。子どもが大きくなってきたら、それこそもっと早いだろう。

母が大量に送ってきた理由がなんとなくわかった、春の日であった。

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