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指圧とヨガと呼吸

シェアハウスにはさまざまな職業の人がいる。
会社員(分野は本当にさまざま)、フリーランスのカメラマン、
落語教育をする人、ママもいるし、鍼灸師もいる。

みんなそれぞれ仕事を活かしながらシェアハウスを彩っている。

立ちながらPC作業を一日しているという
体を痛めつけるような暮らしをしている私は、
つい最近、シェアメイトの指圧マッサージを受けた。

その子のお部屋で施術を受けたんだけど、
お部屋の雰囲気がまるで違った。
そもそも、住んでる歴が違うのもあるけれど。
間接照明が置かれ、落ち着いていて、なんだか山小屋に来た気分になった。
収納が押入れの名残で木材もろみえの収納なんだけれど、
それが机になっていて、そこに映える照明がなんとも温かかった。

施術中はもっぱらプライベートの話。
パートナーとの関係性や仕事の話、そして、自分の性格についても。
一対一で、顔を合わさずに会話をするから、
スルスルとごちゃごちゃしていた糸が解けていくように話すことができた。

体を労わるのと同時に自分の脳みそ(?)も整理しながら労っている感覚。
とても気持ちがよかった。
温かい暖炉の前で話しているような感覚。

まあもちろん、体はバキバキで、指が思ったところに入らなかったようで、
これは一回で揉み解せないな…と一言。
今まで自分の体と向き合ってこなかったツケが回ってきた。

そんなこんなで施術を受けたその日から、
ヨガやストレッチを始めてみたけれど、
どの動画を見ても「呼吸を止めないでー。すってーーー。はいてーーーー。」って言う。そんな同時にできないんだけど…って思いながら頑張ってみた。
でもできなかった。

つまり、自分の体以前に、自分の心と呼吸と向き合ってこなかったということ。
深く呼吸ができていないと、必要な酸素も元気も体に送れていないような感覚がした。
日々どれだけ浅く呼吸をして、
自分の体や心を窮屈なスペースにおいやっていたか、とてもよくわかった。

家にいる時ぐらい、一人でいる時くらい、自分を大切にしようと思った。

自分を大切にしようと思える時間を作るというのも
自分が自分らしくいれる場所づくりには必要なのかもしれない。
そんなことを感じた夜。

今日の帰り道に筋膜ローラーと間接照明を買ったのは
ここだけの秘密。

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