見出し画像

デザイナー2年目で自分が何になりたいのか考えた話

ある日私は「あなたはどんなデザイナーになりたい?」と質問された。

私ってどんなデザイナーになりたかったんだっけ…

ちょうど2年前に就職活動でさんざんされた質問に今の私は答えられなかった。
自分がやりたいこと・なりたいものが決まっていれば、こうなりたいからこういう仕事がしたいと上司に伝えることができるだろう。

2年目になって私は何をすればいいのだろうか、何になりたいのだろうかということを考えたのでそれについて書こうと思う。

デザイナー1年生

去年の春、私はフェンリルに入社して晴れてデザイナーになった。

始めは何もかもが新鮮でデザインの考え方や制作について、すごい!なるほど!そんな方法があるのか!と学ぶことは楽しいな知ることは楽しいなと機嫌よく働いていた。
もちろん失敗や難しいこと、悔しいこともたくさんあったが自分が世の中のデザインに関わっていることが嬉しくてひたすらに突き進んでいた気がする。
その時私はUIデザインに限らず何でもやってみたいと思っていたし、何でもやってみないと分からないと思っていた。

社内を見渡すとHCDの専門家やアクセシビリティに詳しい人、ユニバーサルデザインを広めようとしている人などデザイナーと言ってもいろいろな形があることが分かる。
そんな先輩方を見ていると私も何者かになりたい!という気持ちが湧いてくる。
そう思ったときに果たして何になれば良いのかと考えることになる。

デザイナー2年生〜3年生

そこで「どんなデザイナーになりたいか?」の質問に立ち返るのだが、
1年経った今も一つの事に絞らず色んなことをやってみたいという気持ちのままだということに気がついた。

まだまだやったことが無いことがたくさんある私には、何がやりたいか・どうなりたいかは選べないなと思った。
誰からか聞いた話で仕事を一通りできるようになるには最低3年は必要だというのは間違っていないと思う。
私はその3年で出来るだけいろんな仕事をしたいと思った。

知識と経験は何をするにも邪魔になることはないと思っている。
一見関わりがないように見えてもすべてはつながっていて、その厚みがある分だけいいものが作れると誰かが言っていた。

明確に目標がある人はすごいなと思う。
でも私はまだ迷っていてもいいとも思う。
学生の頃、いろんな選択肢があった中でデザイナーの道を選んだように、今度は「デザイン」というまだまだ広いカテゴリーの中で自分が何をして生きていきたいか見つけたい。

自分の軸となるもの

「生活を豊かにするものを生み出す人になりたい」

面接官の前でこのようなことをいった気がする。
デザイナーと呼ばれる人たちは少なからずこの想いを持って働いていると思うので、何も新しいことは言っていないのだが、デザイナーになりたかった私の根底にあるのはこの気持ちであることを思い出した。

自分の軸となるものがあればそれを達成する方法はいくらでもある。
たくさんの手段の中から自分がやりたいと思える方法でアプローチすればいいのだ。
この言葉の通り、生活を豊かにするものをたくさん生み出す人になれるように、日々貪欲に生きていきたいと思う。
そして3年くらい経ったときに自分の武器にしたいと思えるものを見つけたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?