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解決したい課題が見つかったらとにかく「小さく始める」から始めたらいいんじゃないかな

前置き

こんにちは。都内でWebエンジニアをしながら、スタートアップで副業したり社内新規事業立ち上げをやっている名人です。
年末年始で地元の奈良に帰省していたのですが、東京に戻る新幹線でふと思い立ったので #note書き初め をしました!

ここ数年でアプリやWebの開発がずいぶん身近になったことで、

こういうアプリ作ろうと思うんだけどどう思うんですか?
に対して、
それはビジネスとして成立しないよ
と返されて、
じゃあもう少し練ってきます!

という会話が色んな所で展開されています。
ふと、こういった挑戦する前にビジネスとしての成功可能性を考えまくるスタンスに思うことがあったのでnoteに書いてみます。

小さく始めることの意義

確かにスタートアップ的な観点でいうとビジネスとして成立するかどうかはめっちゃ重要だと思うのですが、
身近に課題を感じてそれをアプリにして解決しようとしたりWebポータル作ってみるとか、他にも泥臭い方法で解決しようとしてみるとかって
別にビジネスとして成立するしない以前にとにかく勝手にやって解決してみたらいいのではと思います。

自分が所属しているコミュニティでかなりミクロな範囲でしか使われないけどちょっとしたプロダクトを作って回してみるっていうのは
たぶん意地と根気の問題である程度のところまでは課題解決に貢献できると思っています。

自分が知らない人が勝手に使う、いわゆるマスのレベルに到達しようと思ったら、市場があるのかとか、潰しがきくニーズなのかとか考えないといけないけど、
本当に自分が発見した課題を解決したいって思うのなら、ビジネス成立云々以前にさっさと解決してみたらいいんじゃないかな、という意見です。

実はそこそこの割合でそういった解決ってできるのかもしれないなと思っていて、
あくまで例えばの話なのですが、
スマホケースを買っていざ使ったら不便で困った。
という人が自分含め友人知人に複数名いたとします。
要はスマホケースって日常の中で手に馴染むかが大事なのに、店頭で「えいやっ」で決めないといけないから、ミスマッチが出るという問題です。

これに対して、あなたは「スマホケースのレンタル事業」を考案しました。
1週間スマホケースをお試し利用して合わなかったら差し替えれるというやりかたです。

このとき、もちろんPowerPointにでもその事業モデルを書き連ねてVCや投資家を回って意見をもらうというのももちろん大事だと思うのですが、
それ以前に、本気で解決したいなら、まず初期投資で2万円くらい使ってスマホケースを自腹で何個も揃える。
そしてそれを自分の友人知人にレンタルしてみる
というのを始めてみたらいいのではないかと思うのです。

そう考えてチャレンジしてみると、いやこれってレンタルサービスじゃ回らないかもな、とか、スマホケースの品揃えって実はそんなに大事じゃなくて、フィットするものが見つかればいいというだけの話なのかとか、生身の発見が得られるんじゃないかなと。
または、スマホケースへの不満って実は自分が思う以上に大きくなかったとか。

初期投資の2万円ならPolcaで集めたら良いし、それでそもそも2万円も集まらない程度の魅力しか無いのかというテストにもなりますし。

新しい事業をやるなら
いきなりゼロイチでWebサイト立ち上げないといけない!とか、
投資受けないといけない!とか、
収益を上げて人を雇わないといけない!とか
無いと思っていて、
課題ドリブンで考えるときは、まずは小さくその課題を解決してみるというのを自分なりの方法でやってみたら
意外と精度の高い解決策が生まれてくるんじゃないかなーとふと思いました。
(もちろん自動運転車みたいにゴリゴリのプロダクトアウトで考える場合は別です)

このように思った理由

僕がかれこれ1年程度創り続けている「ブレストLive」(https://brest.nabimoon.com)に関して、
開発当初に撮影した使い方説明動画を見たからです。
当初のデザインはあまりにも酷く、LPから詳細画面までの導線もろくに設計されていないし
何の説明もなくサイトを見た人が使い方をわかるようなものではありませんでした。

僕はエンジニアなのでプロダクトは作れますが、デザインは目も当てられない腕前だったんです汗

でも、僕はブレストLiveを開発してから数ヶ月間、会社の同期や後輩と利用する用途にとどめて、
自分が使い方を説明できる場での利用を徹底しました。
当時は特に深い考えがなく、単に身の回りにターゲットユーザー(という見込める人)がたくさんいたので
そうしていただけなのですが、
今思えば、もし不特定多数に向かってプレスリリースを打つぞ!みたいに意気込んでいたら
デザインを磨いてSEO対策もして・・・とタスクが山盛りになって動き出しが遅くなったと思うのです。

たとえひどいプロダクトでも、知人友人間で回すなら、価値提供できているか、できる余地があるかのテストならできます。

最初から100%のプロダクトとか、
完璧なビジネスモデルを求めるわけでも、
アプリやWebサイトを実際に作るわけでもなく、

「まずは小さく始める」というのを、選択肢に入れていってもいいんじゃないのかなというのを
思い立ちまして、このnoteを書きました。

日々技術書を始めとする書籍を買って読んでいます。書籍代にさせていただきますので、よかったらぜひサポートお願いします!