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ワンダーエッグに酔い続けてる

※某お笑い芸人のラジオ風SS仕立てになっています。が、去年同様途中からそうでもなくなってます。
ひとつよしなに

去年 ↓


はじめに

テンテテンテテーン(高音)
 デンデンデンデーンデーンデーデデンデン(低音)

たかはし:やまたかプレゼンツ
 ヤマト:ヤマトたかはしの
 2人 :オールナイトニッポン!

ベーンベベンベンベーンベベンベンベーン
(Bittersweet Sambaが流れ出す)

たかはし:こんばんは、ヤマトたかはしのたかはしです。
 ヤマト:土曜の夜、ヤマト。
たかはし:よろしくおねがいします
 ヤマト:ひとつよしなに
たかはし:あの、ヤマトさん。
本日、2023年6月30日。なんの日だかわかりますか。
 ヤマト:いやね、わかりますよ。一年前のこの日をね、もう昨日のことのように覚えてますからね。
たかはし:あ、覚えてますか。
 ヤマト:なかなか居心地の悪い空間だったからね。
たかはし:そんなこと思っていても言わないでほしいんですけどね(苦笑)        今日はですね、「ワンダーエッグ・プライオリティ」特別編から二年が経ったというわけなんですよ。
 ヤマト:めでたいですね。
たかはし:めでたいでしょう!!
 ヤマト:……で、どうしたんですか。
たかはし:え?
 ヤマト:いや確かに二年はめでたいというか。
…正直めでたいのかどうかもいまいちわからんけど。
たかはし:そんなこと言わないでくださいよ。
 ヤマト:思いのたけをぶちまけるのは去年もうやったでしょ。
たかはし:やりましたね。
 ヤマト:うい。
たかはし:はい。
 ヤマト:……
たかはし:はい?
 ヤマト:いや、だからよ。
     ……今年ってやることあります?
たかはし:あるに決まってんだろばかたれぇ!!!!!
 ヤマト:いや急に口悪いな(笑)
たかはし:去年ワンエグがどれだけ素晴らしいアニメだったかを語り合ってさ、ワンエグに対しての情熱をぶつけ合ってさ。
 ヤマト:そうでしたけども。
たかはし:それなのにお前「今年ってやることあります?」だと?
馬鹿言ってんじゃないよタコ助ぇ!!!!!!
 ヤマト:いやだから口悪いな(笑)
たかはし:(笑)
 ヤマト:いやだってさ、あれから一年間なにもなかったでしょ?
たかはし:なにもなかったといえばなかったし、あったといえばあったよ。
 ヤマト:どういうことなのよ。

公式としてはなにもなかった

たかはし:たしかになにもなかったんですよ?
 ヤマト:なかったんじゃねぇか(笑)
たかはし:私ね、なにかあるんじゃないかなー、なにかあるんじゃないかなと思って、毎日公式サイト見に行ってます。 
 ヤマト:はい。
たかはし:公式Twitterはもちろん通知オンにしてますし、毎日いいね欄も覗きに行ってます。
 ヤマト:それはもうネトストのムーブですな?
たかはし:そうですね。いわゆるネットストーカー?に近いかもしれません
 ヤマト:認めるんですね(笑)
たかはし:でもね、毎日見に行ったところで何もないんですよ!
 ヤマト:悲しいですね。
たかはし:毎日見に行ったところであるのは「特別編制作決定!」のバナーだけですよ。
 ヤマト:まだあれ出てるんですね。

親の顔より見たバナー

たかはし:だからね、特別編その2がもしかしたら、もしかすると作られているのかもなーって思って。
 ヤマト:前回のが消えてないだけなんだよ。
たかはし:お前正論ばっかいってんじゃねぇよタコ。どつきまわすぞ。
 ヤマト:ずっと口悪いな(笑)

制作陣の動向

たかはし:じゃあね、あったっていうのは何があったかってことなんですけれども。
 ヤマト:うい。
たかはし:まず監督の若林信さんのTwitter(https://twitter.com/huusun?s=20) からふたつ。
    ヤマト:なんか今夜の雲行きが怪しくなって気がするでごんすね。
たかはし:失礼なことばっか言ってんじゃねぇぞタコ助。
 ヤマト:うい。

たかはし:一生待ちます。
 ヤマト:いやあのたかはしさん。
たかはし:一生待ちますよ。
 ヤマト:トップバッターから「なかった」話じゃないのよ。
たかはし:どうも、すみません。でも一生待ちます。
 ヤマト:怖いよ。
たかはし:ふたつめです。

たかはし:これがおそらくワンエグの話なんじゃないかなーということで。
界隈が少しだけざわついてましたね。
 ヤマト:いやあのたかはしさん。
たかはし:とても嬉しかったですね。
 ヤマト:たかはしさん。
たかはし:はい。
 ヤマト:完全にネトストじゃないですか。
たかはし:……
 ヤマト:しかもこれも証拠とかあるわけじゃないですよね。
たかはし:そうですね。
 ヤマト:はい。
たかはし:……そんな悲しい目で見るなよー!
 ヤマト:(笑)
たかはし:断片的な情報からちょっと思いを馳せるくらい良いじゃない。
 ヤマト:まぁね。
たかはし:実際俺がこのツイートを見てしたことはRTといいねだけ!
別にそれに関して言及するツイートとかリプとかもしてない!!
 ヤマト:うい。
たかはし:誰にも迷惑かけてないんだから、このツイートを噛みしめる幸せくらいちょうだいよ~!
 ヤマト:迷惑かけずに応援し続けてくださいね。

たかはし:では次はキャラデザ・総作画監督の高橋沙妃さんのTwitter(https://twitter.com/haaagin?s=20)から。
 ヤマト:オタクの一年間のネトスト記録お披露目会だ。
たかはし:まずはですね、年明けに起きた奇跡ですよ。

 ヤマト:うおおおおおおおおおお!!!!!!!!
たかはし:うわあああああああああ!!!!!!!!
 ヤマト:これはあれだ、事情を知っていれば知っているほど嬉しいね。
たかはし:あの誕生日不遇美少女こと川井リカの誕生日イラストですよ!
 ヤマト:そんな二つ名あったんですか。
たかはし:僕だけが勝手にそう呼んでいました。

 ヤマト:宣言通り描いてくれたんですね。
たかはし:本当に感謝です……
 ヤマト:これたかはしさんは相当嬉しかったんじゃないですか。
たかはし:嬉しすぎると人間って具合悪くなるんだなって知りました。

たかはし:いやもう、ただのオタクの生意気な発言ですけどね。
本当に、本当に心の底から嬉しかった…
 ヤマト:たった一枚で中毒症状。
たかはし:もし走馬灯を見る機会があったとしたら絶対にこの日のことは出てくると思います。
 ヤマト:そのくらい印象的な出来事だったと。
たかはし:去年のこの企画でも書きましたけど、ずっと待ち望んでいるんですよ。川合リカの誕生日壁紙を。
で、高橋沙妃さんはTwitterのbioで「イラストは全てファンアートです」って明記されてるんですよ。だからこそ本当に個人的に、キャラへの、作品への愛でやってくださっているということも嬉しいですし、何よりもやはり川井リカの誕生日を覚えてくださっているという事実がね。
私、これは何か裏があるんじゃないかって変な考察までしてましたからね。「川合リカ誕生日後ループ発生説」※みたいな。
 ヤマト:厄介すぎる。

※「川合リカ誕生日後ループ発生説」
川合リカ誕生日後にワンエグ世界は崩壊・再構築されて物語が繰り返されているというヤマトたかはしの妄言。
川井リカの誕生日は本編中「第7回 14才の放課後」にあった出来事だが、13才→14才になったのか、14才→15歳になったのかという時系列まではっきりと明言されなかった。
ワンエグ公式サイトの登場人物紹介ページでは全員が14才と明記されてるため、リカは14才から15才になったと考えるのが自然だが、「第7回 14才の放課後」というサブタイトルとは矛盾を孕むことになる…という。
しかしあくまでこれは誕生日壁紙が配布されないことからのこじつけであり、第7回の演出から読み取るには15才の誕生日に精神的な14才最後の放課後を過ごし、ひとつ大人になったリカの様子が描かれていたと考えることが妥当。
ちなみに誕生日の夜自室で過ごすリカのアムカ跡は14本であり、夜中に食べたケーキはイチゴ=15というメッセージが潜んでいる。
ちなみにリカが15才になったと読み取れた視聴者はお気づきだと思うが、リカと桃恵に対してアイとねいるは学年が一つ下ということになる。

たかはしワンエグ考察メモ

 ヤマト:妄言の解説に尺とりすぎだろ。
たかはし:1年かけて全員揃いましたね……感謝……

 ヤマト:ありがたい限りですね。
たかはし:この最後のアイちゃんのイラストで激重感情になっちゃった話してもいい?
 ヤマト:今日だけですよ。
たかはし:ありがとうございます。
 ヤマト:うい。
たかはし:このアイちゃんのイラストすごい特殊で、放送終了2年目ということで他のキャラ達のイラストとテイストが違うっていうのもそうなんだけど、個人的に一番惹きつけられたのはこの左目のみが見えているってところなんですよ。 
 ヤマト:ほう。
たかはし:アイってオッドアイで、ずっとコンプレックスに感じて隠していたのが左の青い目のほうなんですよね。
 ヤマト:そうですね。
たかはし:ワンダーエッグ・プライオリティ、第1回の冒頭でアイが車にクラクション鳴らされて振り向くシーンからはじまるんですけど。あのシーンでももちろん左目は隠していて、なんならそのあと右目だけが見える横顔のカットがあるんですよね。
 ヤマト:たしかオッドアイなのはそういったいじめの要因としての他に、
現実世界とエッグ世界の二つの世界が見える人という意味合いがあるんですよね。
 たかはし:そうです。(円盤一巻ブックレットより)
そして第12回でアイはキララロドリゲスマチュード18世宵の明星SSプラムの手によってその左目を抉られてしまうんですよね。
 ヤマト:衝撃的なシーンでしたね。
たかはし:そしてその失った左目はもう一つの世界のアイが自らを犠牲にすることによって復活する。
これはもう一人のアイにしかできないことなんですよ。
アイが自らの左目を嫌っていようと、それは紛れもないアイらしさ。
アイとしての存在証明につながるんですよ。
 ヤマト:結構情報量の多いシーンだったんですね。
たかはし:そして特別編最終話。まだ髪の毛はかかっているものの、アイの両目が大きく開かれたカット。そして満面の笑みによって幕を閉じます。
実はこれ、EDのLife is サイダーと同じなんですよ。
 ヤマト:どういうことですか?
たかはし:EDでは4人がそれぞれ写っている写真が流れているんですけど、アイの写真7枚中6枚では左目を隠されているんですよね。
といってもその内1枚は足元なんで右目すら写ってないんですけど。
 ヤマト:そうですね(笑)
たかはし:最後の1枚だけ。アイの振り向いた様子の写真では両目がしっかり見えている。
 ヤマト:本当だ。
たかはし:一言では表せないし具体的には言えないけど、きっとワンエグってアイが自分らしさだったり、自分が生きていく目標を見つけたり、これから生きていく世界を肯定して、しっかり見つめていくみたいな。そういう物語でもあったと解釈できると思うんですよ。
 ヤマト:なるほど。
たかはし:そういった解釈をしていたからか、この左目だけが見えているア
イの横顔っていうこのイラストは僕の心にとんでもなく重く突き刺さったんですよね……
まぁ正直これも完全に個人的な解釈ですし、妄言なんですけど。
 ヤマト:人生狂わされてるって感じしますね。
たかはし:でも、間違いないと思っているのは総作画監督修正集のインタビューで高橋沙妃さんが「これからも彼女たちはそこにいるんじゃないかなと思っています。」という言葉を残されているんですけど、それを実際に僕らファンにも感じさせてくれて、届けていただけてるというか。
本当に感謝しかありません。



たかはし:というかヤマトさんやばいです。
 ヤマト:どうしました。
たかはし:あと「ぼっち・ざ・ろっく!」のワンエグスタッフ回とか、ミトxDÉ DÉ MOUSEさん達が音楽担当しているTVアニメ「山田くんとLv999の恋をする」とか、あと声優さんたちツイートの話とかもしたかったんですけど。

 ヤマト:はい。
たかはし:尺が足りません。
 ヤマト:何やってんのよ。

これからもワンエグ

たかはし:やっぱり一年間何もなかったと思いながらも、今年もワンエグに囚われ続けていて、話そうといえば沢山話が出てくるんだからもっと計画的に書いておくべきでした。
 ヤマト:確かに、当日仕事終わってから書く文章量じゃないですよこれ。今年1年なにやってたんですか。
たかはし:いや一応ワンエグ関連の記事あげてなくはないんですよ。

 ヤマト:クソ記事と怪文書じゃねぇか。
たかはし:ダメだ、何にも言い返せない。
 ヤマト:しっかりしてくださいよ。
たかはし:来年こそは余裕もって書き上げたいですね。
 ヤマト:あ、来年もやる気なんですね。
たかはし:去年もここで書いたんですけどね。
「きっとどこかで彼女たちのこれからが続いている。命が燃えてる。
そんな可能性があるこの結末を愛していく。それが俺のワンダーエッグ・プライオリティという物語への最終結論だ。」

この気持ちは放送から何年経とうと全く変わらない自信があるんですよ。
ワンエグという作品を感じ続けたい、考え続けたい、語り続けたいんですよ。
そしてこれからも僕は日付が変わればワンエグの公式サイトを見に行くんですよ。
で、特別編の制作決定バナー見て今日も一日頑張ろうって思うんですよ。
そうして過ごす日々の中で起きた幸せなことや、新たに気付いたことなんかを噛みしめて生きていく。
これからもあの季節をずっと想い続けていくんです。

おわりに

デーンデーデンデデンデーン デーンデーデンデデンデーン
( A Heady Taleが流れる)

たかはし:さぁエンディングですけども 
ヤマト:へぇ
たかはし:どうでしたか。最後また臭く語ってしまいましたが。
 ヤマト:そうですね……今年もようやくこの季節が終わったなと。
たかはし:お前軽々しく「季節」とか使うなよ。
ヤマト:(笑)
いやでもやっぱりね、今年も見直してみようかなと思いましたよ。
まだ新たな気づきが沢山眠っていそうですからね。
たかはし:ワンエグは何度見てもいいですよ。本当に。
 ヤマト:本当ですね。
たかはし:去年同様、なにか残したい。そう思って性懲りもなく書き上げたのがこれなわけですが、お楽しみいただけたでしょうか。 
 ヤマト:どこかの誰かひとりにでも届けば嬉しいですね。
たかはし:そう思います。
ここまでお付き合いいただいた皆さん。ありがとうございました。
良かったらまたこれからもですねワンダーエッグ・プライオリティという作品を見て、見直して、あの季節に囚われ続けましょう!! 
 ヤマト:じゃあ最後に今年もあれ言っといたほうがいいんじゃないですか。
たかはし:あれですね。
 ヤマト:えぇ。
たかはし:では……

公式サイト!!!川井リカの誕生日壁紙配ってください!!!


たかはし:それでは、ミッフィーちゃん 
ヤマト:夢でまたお逢いしましょう。アディオス。

常に酔つてゐなければならない。ほかのことはどうでもよい――ただそれだけが問題なのだ。君の肩をくじき、君の体からだを地に圧し曲げる恐ろしい「時」の重荷を感じたくないなら、君は絶え間なく酔つてゐなければならない。
 しかし何で酔ふのだ? 酒でも、詩でも、道徳でも、何でも君のすきなもので。が、とにかく酔ひたまへ。
 もしどうかいふことで王宮の階段の上や、堀端の青草の上や、君の室の陰惨な孤独の中で、既に君の酔ひが覚めかゝるか、覚めきるかして目が覚めるやうなことがあつたら、風にでも、波にでも、星にでも、鳥にでも、時計にでも、すべての飛び行くものにでも、すべての唸くものにでも、すべての廻転するものにでも、すべての歌ふものにでも、すべての話すものにでも、今は何時だときいてみたまへ。風も、波も、星も、鳥も、時計も君に答へるだらう。「今は酔ふべき時です! 『時』に虐げられる奴隷になりたくないなら、絶え間なくお酔ひなさい! 酒でも、詩でも、道徳でも、何でもおすきなもので。」

酔へ!ボードレール富永太郎訳




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