ねこネタ サビ

情が熱い黒猫すずに対して、サビ猫メイはドライな性格なんですが、彼女の行動には学びが溢れています。
たとえば、リスクとの距離の取り方。具体的には2歳の息子なんですが、1歳のうちは同じ部屋にもいませんでした。いまは1m程度の距離を保ちつつ、eyes on himで僅かな危険にも敏感に反応します。
つぎに、押しの強さと引き際の良さ。猫缶が出てくるまで絶対に口をつけず、しっかり目を見つめて腹式呼吸で声を上げ続け、反応が鈍いとしおらしくうつむき小さな声で鳴き、じっとカリカリの器を見つめ、それでもだめなら立ち去り、こちらが忘れた頃に静かにカリカリを食べる。毎回、見事なパフォーマンスを見せてくれます。
そして、いつもご機嫌でいること。J-WAVEの朝の名台詞、ご機嫌は自分で作るもの、を体現していて、絶対に不機嫌にならない。不満や欲求はしっかりアピールしますが、いままで彼女が怒ってひっかいたり噛んだりしたことは記憶にありません。嫌な出来事(すずに襲われたり、急に旦那から抱きつかれたり)しても、さっと身を翻し、安全な場所でさっさっと毛繕いをすますと、しっぽをピンと立てて立ち去っていく。
彼女の猫としてのポテンシャルが高い(対、黒猫比)からかなとも思います。
自己中なのに何故か爽やかな生き方、能力の8割出力でそこそこの人生を満足に生きる様子は理想的ですが、そうなれない自分は自分なりに足掻くしかないとも思います。

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