何になりたいの?笑

ふと、新しいことを始めたり 何かに熱を帯びていると時々言われるこの言葉。

「何になりたいの?笑」

「何目指してるの?笑」

↑ちなみにこの言葉と嘲笑はセットである

言われるともれなくイラッとするのは私だけだろうか。一番最近私がこの言葉を言われたのは、スペイン語の勉強を始めた、という話をした時だった。

「何になりたいの?笑」と聞かれ、はい出た〜!と思った私は即座に答えた。「スペイン語が話せるようになりたいんだよ」

そう、本当に理由はそれだけなのだ。どうせ生きてるなら色んな言語を話したい。逆に私は思う。「本当は何が聞きたいの?」

何か新しいことを始めるのに何か理由が必要だろうか。自分の興味のあることに熱を入れる、その先に目標は必要だろうか。

「立派な大人」になるため教育され続けた私たちは、その「立派な大人」とは関係のないことに対して時間を費やすことを無駄だと思いがちであるような気がする。

時間を割く=何かの恩恵を受ける そうでなければ損をしたような気持ちになってしまう。そんな思考はクソくらえである。

美容に励んだっていい、一日中家にこもって絵を描いたっていい、異常にマリオカートが強くていいし、バキバキに身体を鍛えたっていい、グジャラート語がペラペラだっていいじゃないか。どれもが人間らしく、素晴らしいことだ。

その全てが人間に彩りを与え、自分の経験が教養につながる。

誰かに言われた一言で、ちょっと感傷的になってしまった人へ。目標なんかいらない、自信を持って自分の好きなことに取り組めば良い。足を引っ張ろうとする外野の声は貴方に必要ない。



活力になります。