クルミ。

それなりにいきている

クルミ。

それなりにいきている

最近の記事

12|自傷行為の傷跡が消えた

また今年も冬がやってきて、乾燥肌にはつらい時期になった。 毎日お風呂上がりに保湿クリームを塗りながら、夜になってむくみに浮腫んだ脚をもにょもにょする季節。 そして気がついた。 脚が綺麗になっている。 わたしの脚にはこの10年くらい、ずっと、アザや傷跡があった。 それはあの頃、 その日あった苦しい出来事を思い出しながらカミソリでつけた傷、 カミソリがなくて代わりに見つけた錆びたカッターでつけた傷、 明日のことを考えて泣きながらひたすら同じ場所を掻きむしってできた傷。 当

    • 11|すみっコぐらしの推しの話。

      わたしがすみっコぐらしを推しているのを、きっとわたしのSNSをご存知の方は十分知っていると思います。でも、X(はじめて呼んだ)の140字では呟ききれないこともたくさんあるし、だいたいいつも衝動的に呟いてしまうので、落ち着いた投稿ができません。インスタでは写真がないといけないし、オタクの長文お気持ち表明投稿はなんとなく躊躇ってしまいます。 でも、すみっコぐらしはこども向けコンテンツではなく、大きいおともだちにこそ刺さるコンテンツなんだということ、わたしの推しのとかげとぺんぎん

      • 10|「好き」を取り戻す。

        気に入ってたけど「太って見える」って言われて急に周りの目が気になって着れなくなっちゃったふわふわのワンピースも、 女の子らしくてたまに使うのが好きだったけど「濃すぎる」「いつもの方がいい」って言われてから避けてたピンク色のアイシャドウも、 最近また身につけ始めることができている。 たった一言、されど一言、 わたしは「好き」を見失ってしまった。 話は変わるけれど、この1年はいろんな友人に会った。 小学校から大学まで、それぞれの年代の友人に会えている。 友人はみんなかわいく

        • 9|軟骨ピアスを外した

          軟骨に開けたピアスを外した。 開けたのは2年とちょっと前。 高校生のときからずっと軟骨のピアスに憧れていた。 明確な理由はよく分からなかったけれど、ただ憧れて、大学生活が落ち着いたら開けようと、なんとなくずっと決めていた。 開けない選択肢は頭の中にはなかった。 別に怖くないと思ってたけど、ニードルを買って、いざ実物を見たら少し怖くなって、しばらくは机に置いておいた。 理由もなく朝方まで起きていたある日の朝5時過ぎ、急に「今だ」と思い立って、ついにピアスを開けた。 本当はイ

        12|自傷行為の傷跡が消えた

          8|教育実習を前にして、今と、昔のわたしが思うこと。

          教育実習が始まる前に、どうしても、気持ちの整理がしたくて、4月の頭からしばらく書いたり消したりしていたんだけど、 昔のことを思い出すのはキツいし、うまくまとまらないし、気づいたら5月の終わりになってました。 けど、どうしても書き残したかったので、最後まで書きました。 結論もオチもない、ただの今の気持ちのまとめです。 暇だったらどうぞ〜 --- いじめと、 当時思っていたこと、 いじめがなくなってから感じたこと、 卒業してから思ったこと、 教職を取ってから分かったこと、

          8|教育実習を前にして、今と、昔のわたしが思うこと。

          7|大人になるって。

          食器棚の食器を見て、昔からずっと使ってるお皿やお椀がどれも本当は3セットずつあるのに気づいたり、 写真のアルバムを見返して、出かけた写真は自分1人で写ってる写真が多いなぁって思ったり、 歳を重ねるにつれて、 「今まで見えなかったものが見えた」 と思う瞬間が増えてきた。 それが、すこしだけ、つらいときがある。 悲しいとか、苦しいとか、恨みたいとか、他の人が羨ましいとか、 そういうのとは違うんだけど、 ただ、なんとなく、胸がぎゅってなって、 すこしだけ息をするの

          7|大人になるって。

          6|「女の子」という生き方

          つい最近、単数形の「they」がよく使われてきている、というニュースが話題になりましたね。LGBT+への関心が高まってきて、いよいよそれが言語にも見られるようになってきたんだなあって。 heでもなくsheでもない。どちらにも捉われない"they"という性別。「両性」「中性」「無性」…。彼か彼女か、男か女か、2択に限らない性のあり方。それが少しずつ、1つの選択肢として、私たちの中に確立され始めました。 それから、SNSを始めとして、「メイクをする/伝統的に女性らしい服を着る男

          6|「女の子」という生き方