今日は同じ大学の別の学部の男の子とデートだった。

事の発端は１週間ほど前に遡る。
と言っても、自然な流れでデートに行くことになったわけではない。

唐突に、DMがきたのだ。
はじめまして、ストーリー見て気になってました、仲良くなりたいです＿
今まで全く関わりのなかった知らない子からだったから本当に驚いた。

なぜ全く面識のない人とデートすることに決めたかという理由は３つほどある。

ひとつめは、誘い方がよかったから。
ストレートに「いっしょに行かないー？」と向こうから言ってくれた。
当たり前のようだけど、これができない男性は多い。
女の子から誘わせようとしてきたり、語尾に「笑」がついていたり、そういう行動がダサい男は私は無理だ。
この男の子は誘い方がよかったので好印象だった。

ふたつめは、飲みじゃなかったから。
別に飲みは絶対にダメとか思ってるわけじゃないけど、やっぱり初対面の男の人が飲みに誘ってきたら、女の子としては警戒せざるを得ない。
この男の子が誘ってくれたのはカフェだったし、会うのも昼だから少しは安心できると判断した。

みっつめは、本当にくだらないんだけど、ちょっと嬉しかったからだ。
私のインスタを見てくれていることも、おしゃれだと言ってくれたことも、会いたいと言ってくれたことも、シンプルに嬉しかった。
もちろん私も馬鹿じゃないから、下心からくる偽りの言葉である可能性が高いのはわかっている。
でも嬉しいという感情でOKしたのは間違いなかった。

こちらがそのカフェの写真。
めっちゃおいしかった♡♡

実際に会ってみて、すごく優しくていい子だと思った。
話している時も笑顔だし、ほんと、いい子。
私に質問してくれたり話を聞いてくれたりもした。

女慣れしていないのは一目瞭然だった。
「勇気を出して誘った」「緊張する」という言葉も真実だろう。
ヤリモクでもなさそうで安心した。

多分、だけど。
向こうは私のこと女のコとして意識してくれていると思う。
お会計も奢ろうとしてくれたし（1500円くらいだったから千円札渡した）、髪色褒めてくれたし（私が数日前に染めたみたいなストーリーあげてた）、目合わないし（私は目を見て喋るけど全然目合わなかった）、「また誘うね」って言ってくれたし。

まあ全然私が自意識過剰なだけで、意識してない可能性もあるけど、それならそれでいい、

というか、そっちの方がいい。

私は「この子とは友達止まりかな」と思ったからだ。

いい子なのだ、すごく。
優しい人だと思う。

でも、タイプじゃなかった。

顔がじゃない。私は恋愛において顔重視じゃないし、この子はブサイクとかじゃ全然ない。

性格が悪いわけじゃない。むしろいい方だと思う。

この子を好きになれたら、多分付き合える、と思う。
この子と付き合ったら、多分幸せだと思う。

でも、タイプじゃない、んだよなあ…

「(友達として)いいな」は合ったけど、「(男の子として)いいな」はなかった。
「きゅん」が、なかった。

大学生にもなって恋愛に「きゅん」を求めるのって子どもなんだろうか。少女漫画の読みすぎだよ、と言われてしまうだろうか。

付き合ってしばらく経ってから「きゅん」がなくなるのはわかる。
でも付き合う前に全く「きゅん」としない人と、他の人は付き合えるのだろうか。

私は「きゅん」てする人と付き合いたいと思ってしまう。
友達としてじゃなくて、男の子としていいなと思える人と付き合いたいと思ってしまう。

告白されたわけでもないのに、こんなことを考えてしまう自分が嫌になる。
大学生って嫌だなと思う。
何にも考えず異性と関われたらいいのに。

今日はカフェに１軒行っただけで解散だった。
次があるとしたら、それも多分カフェだと思う。

友達として誘ってくれているのなら大歓迎だ。
でも誘いを受けるのが正解なのかわからない。向こうがどういう意味で誘ってくれているのかわからない。思わせぶりな行動をしたいわけじゃない。
なにか向こうが具体的な行動を起こすまでは、とりあえず友達として仲良くしようと思う。

最後までご覧くださりありがとうございました🌙
なう(2023/03/10 16:34)