休日

休日は何をしていいかわからなくなる。

一人でやりたいことなんてたくさんあったはずなのに休日になった途端にどうしてこうも忘れてしまうのだろう?予定のない日はこんなことばかり繰り返している。欲しいものもなければ行きたいところもない。特に最近は暑くて外に出る気にどうしてもなれない。小さい画面を眺め続けては不毛な気持ちになる。そんな社会人一年目。

社会人になって4ヶ月経った今でも大学の四年間で培ってきた生活パターンをなかなか抜け出すことができない。平日は授業課題バイトサークル、休日は丸一日バイト、サークル、友達と遊び。予定のない日がなかった。暇で有名な大学生は暇ではなかった。毎日やることばかりでめまぐるしい日々を過ごしているうちに四年間という長い年月を長いと感じることもなく終えた。大変だったけど充実した日々だった。

社会人は学生よりもしたいことがたくさんできるように思う。時間の制限はあるけど、自分の時間というものがしっかりあるように感じる。社会人はやることがないというわけではなく学生に比べてやることが少ない、と思う。そういう今だからこそ、このまま職場の人たちみたいに老けて行くのかなとか、この後の人生わたしはどう過ごして行くのかな、これからどう生きてどう死ぬのかな、と言った漠然な疑問と不安が駆け巡る。わたしは思い描いていた人生を歩んでいない。昔の私が見たらきっと驚く。そういう人生を歩んでいるように思う。だけど自分の理想に合わせるのが全てではないこともよく学んだ。

少しずつ、ではあるけれど自分の感性も変化してる。今まで聞かなかったような曲を聴くようになったり、買う服が変わったり、好き嫌いがこれまでより明確になったり。わかりやすいようで気にも留めない変化をこの4ヶ月でたくさんした。

いつも何かしようと思うのは休みの初め。あっという間に仕事だと思うと急にもったいなく感じて休みを生き急いでしまう。で、最終日は何もすることなくぼんやりしてしまうことが多い。

来週からの盆休み、休みは多いけれどやることは何も考えていない。ゆっくりと社会人の時間の使い方をしていかなければならないと思った日曜の午後。

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