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デジカ禁止制限改定に関する雑語り

皆様お久しぶりです。
道楽です。

2022年1月14日(金)、デジモンカードゲームで第2回目となる制限・禁止改定が発表されました。

実施は2022年2月1日からとなっています。

今回は、新たに禁止・制限になったカード達を一枚ずつ見ていって適当にコメントしていく記事です。あくまで僕個人の見方のため、至らぬところもあるかもしれませんが、お付き合いいただけますと幸いです。

禁止カード

BT5-109 究極合体デジモンへの融合

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栄えある最初の禁止カードに選ばれたのは、進化コストを6軽減してLv.7になれるオプションカードでした。おめでとうございます。

元々、リリスズワルトのループの軸になっていたカードで、こいつもしやヤバいのでは?みたいなのがチラホラと聞こえてきていましたが、BT7でテイマーから進化できる【BT7 スサノオモン】が入ってきたこと、公式大会であるチャレンジカップが始まったことで、環境研究が急激に進んだ結果誕生したデッキ【青スサノオ】により状況が一変。

相手の盾を割り、トラッシュを肥し、手札を増やし、ロックをかけ、詰めに究極合体スサノオを出してゲームエンドという動きを高速で仕掛けてくるこのデッキはあっという間にデジモンカードを蹂躙。破壊の限りを尽くしました。

公式の制限理由にもある通り、このカードがあればゲーム序盤~中盤に1コストでスサノオモンが着地することが可能なため、結果環境は高速化。それを良しとしなかった公式の手により一発で禁止カードになったという感じです。

僕はせいぜい1枚制限カードじゃないか?と予想してましたが、まさかの禁止。
確かにこれが1枚でもあれば、対戦相手はいつ飛んでくるかもわからないスサノオモンにストレスを抱えながらプレイすることになるため、そんな精神衛生上よろしくないカードゲームがこれ以上広がってしまう前に禁止にしてしまうのは、正解といえるでしょう。

そもそも青スサノオ、というか青ハイブリッドは、別にこのカードがなくても並のデッキ以上には強いので、まあよかったのではないでしょうか。

それとこのカード、実は別の問題も抱えていて、このカードが生き残っていると、今後のレベル7のカードデザインの際に究極合体を意識してカードを作る必要が出てきてしまうんですよ。
そういった意味でも禁止にしたかった。というのが、公式の本音なのでは?と勝手に思ってます。

制限カード

BT6-015 セイバーハックモン

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ジエスモンデッキを支えていた柱といえるカードが1枚制限です。明らかに他の赤のレベル5とは格が違う性能をしていたので、さもありなんといった結果でしょう。

元々ジエスモンデッキは、セイバーハックモンを進化元にいれた【BT6 ジエスモン】でシスタモンを横に並べながら、相手の盾を一気に0枚にして逆転不能な盤面を作ることが出来るデッキで、そのままでも十分強力なデッキだったのですが、EX01でピヨモン、BT7でハックモン2種目とシスタモン各種覚醒、BT8でグリモンとキメラモン、EX02ではマッコイと、何故か立て続けに強化パーツを取得

特にジエスモンが2回殴って出してきた【BT6 シスタモンノワール】2体を材料に詰めの一撃を決めてくるようになった【BT8 キメラモン】とセイバーハックモン進化時に出したシスタモンを生贄にいきなりジエスモンを出すことができる【EX02 アリス・マッコイ】はジエスモンデッキの強化に大きく貢献しました。

じゃあそんなシスタモンを楽々用意できちゃう原因にもなっている、セイバーハックモンを制限したらいいだろ!というのが根本にあると思っています。まあ妥当ではないでしょうか。

そもそもジエスモンデッキって、赤単色の順当進化デッキの最上位に存在するデッキで、どんなデッキを考えても最終的に「これジエスモンデッキでよくね?」という壁にぶつかっていたプレイヤーもいたレベルで強力だったため、今回の制限を機に新しい赤の順当進化ができてくれるといいですね。


BT6-100 リインフォース・メモリーブースト‼

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黄色系コントロールのエンジンともいえるカードが制限入り。

このカード、公式の理由にも書いてある通り、他メモリーブーストよりも強力な性能と汎用性を持ったカードです。

使用コストは6と重めではあるものの、やっていることがセキュリティ増加+手札確保+次ターン以降のメモリ3確保と、大盤振る舞い。使用コストにしたって、次ターンのメモリのことを勘定に入れると、このカードってセキュリティと手札増やすのを3コストでやってることになるんですが大丈夫ですか?

まあ大丈夫ではなかった故の制限カードなんですけど。

そもそもこのカードってセキュリティを増やすことに対する適正コストを迷っている節があったと思われる頃に刷られた(※個人の感想です)カードのため、そう考えるとこのカードの制限入りもしょうがないのかなといった感想です。


EX1-068 アイスウォール‼

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登場からあらゆる青デッキの強力な味方となっていたこのカードが制限入り。

公式の理由に書いてある通り、当初は防御用としてデザインしていたカードだったようですが、いざ使われると、攻めている側が相手の逆転の芽を摘むために用いられることが多い、サディストの鑑のようなカードでした。

このカード、書いてることが上から下まで全てが強力で、この弾で赤に割り振られた【EX1 炎の洗礼‼】が書いてあることが全て弱いカードなことを考えると、アイスウォールへの優しさをちょっとは炎の洗礼とかいう虐待児童にも分け与えることが出来なかったのかなという気持ちになります。

公式番組内で、キャストにすら文句を言われるレベルで、あらゆる方面からヘイトを稼いだ曰く付きのカードであり、これが4枚使える環境が続くと、カジュアルプレイヤーの減少にも繋がりかねません。1枚だけならそれほど悪いことをするカードでもないため、制限が妥当な判断だと思います。


BT7-072 アイズモン

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BT7からはアイズモンが制限入り。

このアイズモン、公式でも挙げているように展開が容易すぎるんですよ。【BT7 アイズモン:スキャッターモード】が1枚でもトラッシュに落ちていれば、ありとあらゆるディスカード手段からこのカードが0コストで着地します。

一番の上振れはスキャッター消滅からの2体着地なわけですが、盤面の複数展開を嫌ってセイバーハックモンを規制したであろう今回の制限改定で、コイツを見逃す理由はないんですよね。

じゃあ2枚制限なら2枚同時着地する確率は下がるんだから、それくらいは残してくれよとなるんですが、そこで出てくるのが究極合体デジモンへの融合の禁止カード入り。同じ状況再現を徹底して嫌った今回の制限改定で、こいつだけ再現可能というのも何か違うんじゃね?ともなるわけで。

そうなるとセイバーハックも禁止では?という意見も出ると思うのですが、公式もなるべく禁止カードを多く輩出したくはないでしょう。そういった苦渋故の今回の制限入りだと思われます。キャラゲーで特定のキャラだけ使えなくなるっていうのも、何か違いますしね。

そもそもこのカード、今回の制限改定後もそのままにしておくと、間違いなく悪さをするタイプのカードのため、今制限を食らっておくのが妥当だと思います。

また、このカードの制限で紫デッキの幅が狭くなったと嘆く意見を見かけるんですが、僕はむしろ逆だと思っていて、このカードがあったせいで紫の構築の幅って滅茶苦茶狭くなってたんですよ。

このカード、上振れの動きの再現性をあげるためには、どうしてもスキャッター含めて合計8枚もレベル4の枠を圧迫しないといけないわけで、しかも【BT8 キメラモン】が参戦してその上振れから先に繋がる動きが出来るようになると、じゃあこのカードを入れない理由がなくない?に繋がるわけです。

それとスキャッターを引かない初手で引くと滅茶苦茶弱い、上振れと下振れの差が酷すぎるカードでもあるので、使われる側も使う側も相当ストレスがたまるんですよね。
そういう意味でも、制限とはいえこのカードを使わない理由ができて良かったなあ、なんて個人的には思っています。

それと紫のレベル4って、BT6から優秀なカードがバカスカ参入してきた為、アイズモン使えなくなった今、また彼らを使う機会が得られたので、今はデッキを構築するのがとても楽しい時期だと思っています。

なんだかんだでプロモートってカードはイカれてますし、【EX02 ドーベルモン】も割とおかしいアドバンテージの取り方をしていく成熟期なのでおススメです。

終わりに

というわけでデジカの制限改定に関する記事でした。

本音をいうと、進化元破棄のギミック持ちで、もう数枚制限をかけてほしいカードがあったんですが、次弾以降でどうも進化元破棄対策が出ることもあってか、今回は様子見といったところでした。

禁止・制限が入ることは、あまり喜ばしい出来事ではありませんが、そうすることで、ゲームの寿命が延びることにも繋がるので、今回のように制限理由も含めてプレイヤーにも納得がいくように、詳細に書いてくれるのであれば、ガンガンやっちゃってくれて構わない、というのが僕の禁止・制限に対するスタンスだったりします。

ではでは今後も楽しいデジカライフを。


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