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【デジカ】クラシックコレクションカード個別評価【紫】

皆様、デジカ楽しんでいますか。
道楽です。

さて、いよいよ7月30日(金)にデジモンカード初のテーマブースター、クラシックコレクションが発売されます。

旧デジカ初期を意識して、イラストは初期のイラスト、また今回はデジカ史上最多の30種類のパラレルカードが用意されています。

公式twitterでパラレルカードの絵柄を見ることができますが、BT1-114メタルグレイモンのように枠も含めて初期デジカを意識したもの、初代デジタルモンスターのパッケージを意識したもの、デジモンワールドを意識したムゲンドラモンなど、仕様も豊富です。

僕は商品仕様を知った当初、イマイチ乗り気ではなかったのですが、こんなパラレルの仕様が見えてくると流石に数が欲しくなってきました。それはそれとして1箱しか予約していないので、追加購入はほぼ絶望的なのですが。ムゲンドラモン欲しいなあ。

さて、そんな特殊パックですが、紫にも中々面白いカードが幾つか追加されました。今回はそんな紫のカード達をアマチュアな僕目線で色々語っていく記事になります。あくまで素人目線なので、間違っていても多めに見ていただければと思います。

ところで以前アップしたこちらの記事で、散々ボロッカスのように書いたムルムクスモンですが、いざ回して見ると滅茶苦茶面白く、今では僕の2軍デッキとして活躍しています。ごめんね伯爵。

まあその程度の先見性しか持ち合わせていない人間の言うことですので、話半分で見ていっていただければ助かります。



EX1-055 バクモン

進化元効果で、他の自分のデジモンが消滅したとき、【1ドロー】の効果を持っています。今回の紫は【道連れ】を軸にしたデザインがされているため、それをサポートする能力でしょう。後述するピコデビモンやダンデビモンデッキ等、【消滅時】効果を軸にしたデッキや、リソースが不足しがちなアグロデッキで採用が検討できるかもしれません。
ところでバクモン君、初期のバニラ以外は、全て条件を達成することで【1ドロー】する効果がついているんですが、そういう方向性で売り出していくことに決めたんでしょうか。

EX1-056 ピコデビモン

紫待望の【道連れ】持ちのLv.3です。ただし「ヴァンデモン」名称のデジモンがいない場合、相手デジモンにアタックできないというデメリット効果も持っています。とはいえ、プレイヤーにアタックする分には問題ないため、こちらが攻めている状況であれば、デメリットを無視して活用できることでしょう。
発表当初はそのデメリットもあって、評価はイマイチでしたが、紫の他のカードの公開により評価が一転。今回のカードでデッキを組むのであれば複数枚投入したいカードとなりました。
既存のカードと組み合わせるのであれば、アヌビモンと組み合わせると、ブロックを怯ませる一枚として中々強力ではないでしょうか。逆にダンデビモンデッキの場合は他のデビモンカードとの相性がイマイチなため、採用する余裕はないかもしれません。なんにせよ色々と遊ぶ甲斐のある面白いカードです。

EX1-057 ウィザーモン

自身も道連れを持っていますが、進化元効果の【道連れ】を持つ自身のデジモン全てに【速攻】を付与する能力が強烈なカードです。【道連れ】限定という縛りはあるものの、ナイトレイドや呼応冥軍が相手のデジモン一体を確実にとれる爆弾に早変わりする可能性があるのは、プレイの幅を拡げる一員となるでしょう。自身も【道連れ】を持っているのもグッド。
ただしその代償としてDPはBT2デビモン以下の3000になっているため、普通に前に出して戦わせる運用は難しいと思われます。
ちなみにこの進化元能力、【道連れ】を後付けしても【速攻】は付与されるため、ダークディスパイアやBT6スカルグレイモン、ST6ヴェノムヴァンデモンで奇襲が出来ることも、覚えておくと良いかもしれません。

EX1-058 デビモン

進化元効果で【消滅時】にトラッシュから紫のLv.4以下のデジモンカードを手札に戻せます。中々悪くない能力なのですが、このデジモンで注目したいのはそのコストパフォーマンス。進化元効果持ちで5/2/6000とかなりのハイスペックです。BT6ギンカクモンが5/2/5000と考えると、その能力の高さが伺えます。
「デビモン」名称ということもあり、ダンデビモンとの相性も悪くなく、プロモピコデビモンの能力の対象でありながら、自身を回収するという面白いリソースの稼ぎ方が出来るのもポイントです。

EX1-059 オーガモン

ついに紫にもやってきた素殴りが強力なLv.4。【アタック時】に手札を破棄することで【セキュリティアタック+1】の能力を付与できます。DPが5000と些か不安ではありますが、下にBT6ゴブリモンを置いてやればDP7000で殴ることも出来ます。
この能力ですが【ターンに一回】の記載がないため、自身をアクティブにできるのであれば、その分能力を重複できるのがポイントで、デモンズディザスターなどがあれば、あっという間に相手のセキュリティを空にすることもできるでしょう。
これだけでも強力なカードではありますが、更に進化元効果で【アタック時】に自身の手札を破棄して、DP2000のパンプアップ能力までついています。紫に欲しかったパワー方面をこれ一枚で補ってくれる大変優秀なカードです。自身の能力と強烈なシナジーを形成する紫タイタモンをはじめ、あらゆるデッキで出番のあるカードだといえます。

EX1-060 レディーデビモン

【進化時】にデッキの上から3枚破棄できます。紫はトラッシュのカードを再利用するカードが多いため、BT2レディーデビモンよりもトラッシュに落とせる枚数が多いのはメリットにもなり得ます。
このカードのキモは進化元効果。トラッシュからデジモンが登場した時にメモリを+1します。【ターンに1回】がついているものの、紫でこの能力はかなり活躍する機会は多く、例えばBT6タイタモンであれば、進化元にBT6ギンカクモンがいた場合、消費メモリ2でタイタモンに進化できます。釣り上げるのが完全状態のギンカクモンプロモートであれば、消費メモリは実質1です。凄いですね。
【進化時】能力、進化元効果、両方とも強力なこのカードですが、DPと登場コストが低いため、BT2レディーデビモンで引っかからなかった除去に直撃する可能性もあるため、前面に出すタイミングは選びましょう。

EX1-061 ヴァンデモン

今回の紫のギミックの目玉ともいえるカードです。名称「ヴァンデモン」を含むデジモンに進化する際に進化コストを-1する能力と、自身に名称「ヴァンデモン」を含む場合、自身の【道連れ】持ちデジモンは相手のアクティブ状態のLv.4デジモンにもアタックできる進化元効果を持っています。なんかこんな感じで強化の入ったデジモン、過去にもいましたね。
いずれも強力な能力ですが、名称の指定があるため、デッキ構築に1工夫必要です。この能力を軸にするにしても、枚数が4しかないため、少々心細いです。せめてもう一種類名称「ヴァンデモン」の進化をサポートできるカードがくれば変わってくるとは思うのですが。
後にサポートカードが出てきて強化の入ったデジモンがいることを考えると、枚数を確保しておいても良いと思います。
ところで厳しいことばかり言いましたが、進化先のヴェノムヴァンデモンやベリアルヴァンデモンは何れも相手を妨害する強力な能力を持っているため、このヴァンデモンの登場で、何か新しいデッキが生まれてくる可能性も十分にあります。デッキビルダーの方、是非試してみてください。

EX1-062 スカルグレイモン

紫だけではなく、赤からも進化できるスカルグレイモンが登場です。能力は【セキュリティアタック+1】と【アタック終了時】にこのデジモンを消滅させる効果。【消滅時】にトラッシュからアグモンをコストを支払わずにレスト状態で登場させることが出来ます。
なにもせずとも【セキュリティアタック+1】はLv.5としては破格の能力ですが、【アタック終了時】に消滅するという無視できないデメリット持ち。トラッシュからアグモンが出てくることを考えると、恐らくデジモンアドベンチャーの暗黒進化したスカルグレイモンを意識したデザインなのでしょう。
BT6スカルグレイモンのデジモンワールドのイラスト再現もそうですが、デジカの開発に強力な権力を持ったスカルグレイモンのオタクがいる気がしています。
紫よりも赤での活躍が期待できそうなカードです。アグモンの枚数が多いグレイモンビートでは殴り終わった最強グレイモンを進化させて次の打点に繋げたりなど、色々と悪いことが期待できるカードになりそうです。登場コストが8なのもゲヴァルトシュベルマーを回避できる良いデザインになっていますね。

EX1-063 ヴェノムヴァンデモン

自身も【道連れ】を持ったヴァンデモンの大型種。【アタック時】にトラッシュから【道連れ】持ちのLv.4以下を釣り上げる効果を持っています。
今回登場したピコデビモン、ウィザーモン、ヴァンデモン、レディーデビモンと強力なシナジーを形成しているため、デッキを組む際には彼らと一緒に使ってあげましょう。
強力な能力ではあるのですが、このカードを軸にするにはDPや攻め手がイマイチ足りないため、既存のタイタモンやカオスデュークモンなどのデッキに2~3枚入れておくのが良いかもしれません。

EX1-064 ピエモン

BT2のピエモンは【登場時】自身の場にデジモンを釣り上げる能力でしたが、今回は相手の場のアクティブ状態のLv.4以下のデジモン4体を消滅させるという、アグロ絶対殺すマンな能力を所持して参戦です。おまけに相手のデジモンが消滅した際に【1ドロー】がついてきます。
相手の場に干渉できるようになった分、BT2のピエモンよりも使いやすくなりました。アグロが苦手な構築に1~2枚忍ばせておいて逆転の糸口として活用してみても良いでしょう。

EX1-070 誇りをかけた戦い!

トラッシュからLv.4以下のデジモンを登場させる能力、その際に名称「ヴァンデモン」を含むカードがあれば自分のデジモン1体に次の相手のターン終了時まで【ブロッカー】を付与できる能力がついています。
恐らく【道連れ】持ちデジモンを釣りあげてブロッカーにしてね、という意図のデザインなのでしょうが、このブロッカー付与の能力、よく読んでみると釣り上げたデジモンを対象に取る必要も、Lvや色指定があるわけでもありません。…色々と悪さが出来そうな気がしてきました。
例えばBT2バクモンやBT6エレキモンといった【消滅時】能力持ちと組み合わせてアドバンテージを得るとか、或いは強力なLv.6をブロッカー持ちにして守りを固めるとか。
ヴァンデモン名称によるボーナスを無視しても、【登場時】効果を発揮できる4コストのリアニメイトカードではあるので、呼応冥軍の5枚目以降としても使えますし、何かと便利なカードだと思います。

EX1-066 アナログの少年

紫のカードではありませんが、紫のサポートカードとして使えそうだったのでこちらに。
【登場時】にデッキの上から3枚確認し、デジモンカード1枚を手札に、残りを破棄する能力と、進化元を持つLv.5以上の自分のデジモンが消滅したときに、レストすることでメモリーを+1し、デジタマを孵化させる能力を持っています。登場コストが2のテイマーとしては、かなり破格の能力です。
【登場時】能力は色指定がないため、白いLv.7が引っ張ってこれることが各色メモリーブーストとの明確な差となります。
また、下の能力は【消滅時】能力と組み合わせると中々強力で、例えばBT3マミーモンやアルケニモンなどは2コストでベリアルヴァンデモンの着地が可能になりますし、EX1スカルグレイモンは場にアグモンを出しながらその後の行動に繋ぐこともできます。BT5ジョーカーモンにデスクロウを使えば、デスクロウのメモリを回収しながら更に展開が可能になりますね。
このように【消滅時】効果を多く持つ紫とは非常に相性が良いため、実質紫のテイマーといってもよいのではないでしょうか。

EX1-071 しょうりつ60%!

ついにきた色を選ばないスマッシュポテトです。これにより今まで進化コストが高くて妙に使いづらかったデジモン達の採用が現実のものになってきます。具体的にいうとベリアルヴァンデモンなんですが。
コストの手札1枚破棄も、紫の場合メリットになる場合が多いため、タイタモンデッキにお試しで数枚入れてみたくなりますね。
テイマーがいれば色を無視できるのもポイントが高いです。究極合体デジモンへの融合を使う場合、そのために白いテイマーを入れざるを得ないみたいな状況がありましたからね。


こんな感じでしょうか。こう見てみると紫もかなり強力なLv.4が増えたことで、色々とできるようになりましたね。一時期Lv.6まで進化しないと何もできない色扱いだったこともありましたが、強くなったなあ。

多分次のシーズンも紫を握っていると思います。楽しいからね。

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