見出し画像

その日々を忘れないように・7/15-7/28

19/07/15 雨の日
 やるべきことをこなす。
あと、『塩田先生と雨井ちゃん』の3巻を買った。
先生と生徒ものだけど、ただひたすら事件も起こらないので楽しい漫画である。

19/07/16 太陽を忘れそうになる日
 久々に朝から出勤したので辛い。

19/07/17 おかえり太陽の日
 日付の横に天気を書くのもうんざりしてきたここ数日、日記を書くことも鬱陶しくなってしまったことが上の2日でわかる。
晴れて良かった。

19/07/18 飽きもせず灰色の日
 来週から暴飲暴食をするつもりなので朝ごはんを粥にする。
鶏の茹で汁に米を入れてゆるゆるに炊く。
ザーサイ・メンマ・小口ねぎをみじん切りにしてラー油と醤油でまぜまぜ。
ミスドの飲茶セットのイメージ。
ドーナツよりもこれが好きだった頃もあったなあと思う。
『BASARA』の更紗が沖縄で食べていたことを思い出したので読み耽っていたら出勤時間になっていたので慌てて仕度する。

19/07/19 蝉がわしわし鳴く日
 昨日から『BASARA』を再読して全27巻読破したいと思ってはいたがお気に入りの話のみつまみ読み。
沖縄編(8~10巻)に引き続き、網走編(11~13巻)と外伝(100年前と多聞&増長とハヤトのエピソード)を読む。
昔は揚羽が好きだったけど多聞の揺るがない平和主義なところが良いなあって思う。
 夜は夜でGYAOで期間限定見放題の『HELLSING』を観る。
やはりこちらも初めて読んだときとは違うところに目がいく。
少佐の言うこともわからんでもない。
年齢を重ねるごとに作品の楽しみ方や着眼点が変わるというのは楽しいものだ。
できれば真面目に最初に感じたことを走り書きでも良いから残しておくべきだったなあ。

19/07/20 降るんだったら降ってほしい日
 母と買い物。
百貨店は居心地が悪いって思ってた頃もあったなあ。
それは母と私の関係性がそうだった、ということ。

19/07/21 天気に振り回される日々は雲の上では関係のない日
 離陸のランディング、重力で胸が圧迫される。
呼吸が浅くなり、泣きそうになるのは何故だろう。
個人的な夏休みへの往路だ。
日記も来週はお休みにしようと思う。
何の義務もノルマもないのだけど、表明しとこう。

(休み)

19/07/26 雨の空港に降り立つ日
 帰ってきた。
霧のような雨の降る中、最寄り駅から傘もささず体重のほぼ半分の重さのスーツケースを同居人と3階まで持ち上げた。
その甲斐あってか発泡酒は染み渡る。
 飛行機の中で地上に近い雲を抜けて見た街の光は昨晩山から見下ろした夜景と被る。
電気の下には人間がいる、生活がある。
着陸した今でも、「そこ」にいなくて魂がふわふわしたままだ。
旋回している。

19/07/27 風向きが秒単位で変わる日
 マヒトゥ・ザ・ピーポーの「十三月」のステイトメントが強烈過ぎて動揺する。
それに加えて強烈なコンプレックスを思い出して心がざわついている。
波風を立てないように、限りなく凡人であることを、決めたのに使命感が欠落していることを哀しく思う。

19/07/28 梅雨明けした日
 鼓膜に打ちつける蝉の声、いすゞのベレットのエンジン音、姿の見えないピアノ弾きの知らない曲。
雑多に混じりあう梅雨明けの空の下では何もかもが憂鬱。
「そう」してる、のは全て自分の解釈であって世の中は案外無害なのかもしれない。
 一つの引っ掛かった気持ちを二つ夜を越えたあとに打ち明けて、すっきりした。
不時着でも良いじゃない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?