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思秋期

さて4曲目は岩崎宏美さんの「思秋期」です。
https://www.youtube.com/watch?v=51ATEfMHcdU

阿久悠さん、三木たかしさんの素晴らしい楽曲ですよね!
アレンジも三木たかしさん。

まず歌詞が素晴らしいですよね!
青春の頃って本や音楽や漫画なんかで
恋愛に興味がめちゃくちゃあるのに
現実に告白されても素直に受け入れられなかったりするものですよね。
多感な時期ですからね。
リクエスト頂いた「やまねこ」さんの気持ちよくわかります。
「過ぎてから気がつく〜♫」ですよね。

この曲は1人ではとても出来なかったので
井上さんありきのチャレンジでした。

ヴァイオリンとチェロを中心に譜面に起こして
これをオーボエでやってもらったのですが
とんでもなく難しかったようで、井上さんからは
「出来なかったらスミマセン〜」と言われました。

そもそもオーボエって普通、速いパッセージは
吹かないそうです(^_^)
しかもあまり出番は無くて1曲のあいだに
休んでいることが多いそうです。

で、オレが書いた譜面は
「32分音符の駆け上がり」
「1曲ほとんど休みなし」
という地獄の千本ノック!状態でした(^_^)

もうスミマセンね〜
おかげで井上さんは本番直前まで運指の確認に余念が無く
やっとの思いで試練を乗り越えたのでした!

オレはと言えば実力派シンガーの岩崎宏美さんのように
歌えるわけも無いので、せめて声だけでも出そう〜!
と、Keyをやや高めに設定したのでかなりツライ(>_<)

しかもこの曲ラストに向かって転調して高くなります。
それも2回も! Cmで始まったのがC#m→Dm です。

当然ギターも弾きにくい。
カポ3にしてるのでAm→B♭m→Bmと変化しますね。

ギター弾く人は分かってもらえると思いますが
B♭mのKeyは手強いですよね。
このあと出てくるのはE♭m→A♭7→D♭maj7→F7ですから。
そして、こういったスタイルでは低音が命なのですが
E♭mはベース音が高くしか取れない。

次のBmのKeyに行ってやっと落ち着けます(^_^)
これなら弾きやすい!

三木たかしさん、大好きな作曲家です。
もう調べてもらえば分かりますが
あれも、これもとヒット曲ばかり!
まさに枚挙にいとまがありません

この曲ではアレンジも自ら担当されてますね。
ストリングスの使い方、絶品です!
それからコードの付け方も大変勉強になりました!
最初のメロディーが「♭5度」から「♮5度」なのですが
(「足音もなく」の「あ」「し」のことです)
転調するときはこれをピボットにして、
E→Fとうまいこともっていきますね(カポ3)。
FはもちろんB♭mのドミナントですよ。
この連続でさらに上がるのですね。
やっぱり完コピが一番勉強になります!
なるほど!って思えば忘れませんからね。

そういうわけで(?)こうやってアップして見れば
それなりに良い出来になったなあ〜(^_^)
と喜んでます。

井上さんもこれを見てホッとしてるのでは(^_^)

さて次はいよいよラストです!
意表を突きますよ〜 お楽しみに!

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