自分の姿
好きなドラマのセリフに次のようなものがある。
「働き方は自分の姿だぞ」
カフェでコーヒーと共にカウンターに並んだドーナツを注文したら、
店員がそのドーナツをトングで掴みそのまま皿にまるで放るように
「ドサッ」と音を立ててのせたのを見て、
自分の姉がかつて自分に言った言葉を思い出すシーンのものである。
本当にその通りだと思う。
私の好きな言葉の一つは恥ずかしながら「不労所得」であるが、
生活のため、遊ぶ金欲しさゆえに僭越ながら働いている。
生きるために。
でも、この生きるためにしている仕事こそが、
自分とこの世界をつなげ、自分が生きている価値になっているとも感じている。
もちろん、皆、生きてるだけで偉いと常々思うが、
私個人としては、
仕事もせず家にこもっていた時期を思い出すにつけ、
あの頃はいつも自分なんてこの世界に必要ないなと思っていた。
それが辛かった。
私にはこどもがいないし、お金もないので、
働くということ以外にこの世界に貢献できることが何もない。
映画「マイ・インターン」の冒頭の主人公の気持ちがわかる。
話が少しそれてしまった。
働き方は自分の姿 という言葉について。
つまりそれはその人の生き方がでるものだと思う。
生きる姿勢なのだと。
自分の働く姿はどうだろうか。
雑になってやいないかと、
時々このセリフを思い出しては振り返る日々である。
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