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【在宅診療】往診医の患者所見記入としてのメルプ問診の活用方法とは!?(樹のはなクリニック作成)

2021年1月15日開催の第二回問診ナイトで、在宅診療問診に関して、樹のはなクリニックの奈良岡先生に作成のポイントを伺いました。

▼目次
医師が所見を取る目的でのメルプ在宅問診
浮腫・褥瘡は好発部位を選択肢として表示
メルプ問診表示カスタマイズで見やすい問診を

医師が所見を取る目的でのメルプ在宅問診

吉永
最初は初診と再診で二つ分けられる先生多いと思うのですけれども、最初の選択肢で往診という項目がありまして、これは患者様や訪問看護師、ヘルパーが記入するものではなく先生が記入される用ということでしょうか?

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奈良岡
そうですね。私自身ですね。

吉永
そうなりますと、患者様はこの画面を見ても、初診か再診かだけを選ぶということですね?

奈良岡
はい、そうです。

吉永
往診の問診を開きますと、まずバイタルが表示されていますが、こちらは往診で必須の項目なので質問を表示しているということでしょうか?

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奈良岡
そうですね。基本的なことですね。一連の流れで、最初に所見を取ると後でゆっくりお話聞けるので最初に所見をとりつつメルプを使って記入してしまいます。

今まで紙で所見を書いていたのですけれども、それだとやっぱりクリニックに戻ってきてもう1回転記したりすると時間がとてもかかってしまうのでメルプだと、帰ってきてそのままワンクリックで電子カルテに送れるので楽ですね。

私がそのなぜスマホにしたかといいますと、一番携帯していますし軽いのですよね。
iPad miniでさえも重かったので、スマホ+メルプの組み合わせでまずやってみようということで、時間もかなり短縮されましたね。

吉永
なるほどですね。ちなみに電子カルテはどちらをご利用されていますか?

奈良岡
パナソニックですね。

吉永
電子カルテが入っているノートパソコンを持って行って、診察時に電子カルテに直接記入される先生もいらっしゃると思いますが、それはされていないのですね?

奈良岡
パナソニックの電子カルテでもノートパソコンに直接記入はできるのですよ。
ただ、パソコンは私にとって非常に重いんですね。当院では徒歩圏内の患者さん宅に、私が休診日に一人で歩いて往診に行きますから、そうなりますとずっと歩きますからノートパソコンでさえも重いんですね。

それで、色々と考えてある時ひらめいたんですね。
もしかしてメルプだったら、患者さんがWEB問診を送れるということは、自分もWEB問診を送れるわけですから、相談したところ、できるということで急遽往診の自分用の問診を作成してこの形になりました。

吉永
なるほどですね。
そうしますと、このバイタルも看護師ではなく先生が所見をとってそのままメルプに記入されているということですね?

奈良岡
そうですね。慣れてきますと、さっさと記入できますので、バイタルだけ測ってあとはご家族の話聞いたりするのに時間をかけられるメリットがあると思います。

吉永
バイタルの次が聴診の項目ですね。
こちらも「異常無・異常有・咳・痰」などを選択肢として表示されているということですね。

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奈良岡
診察中に患者さんの前で所見を記入したりして機械を操作していますとあまりよく思われない場合もありますので、できるだけ早く終えられるように選択肢にしています。

吉永
なるほどですね。こちらは質問を診察の順番に沿って作成されているということでしょうか?

奈良岡
そうですね。普段自分が診察の際にやっていることをイメージして、その順番に記載していますね。そうしますと見落としもないですし記載漏れもないですので。

浮腫・褥瘡は好発部位を選択肢として表示

吉永
浮腫に関しては、ある場合には部位まで選択肢として表示しているのですね。

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奈良岡
そうですね。
褥瘡もできそうな部位を選択肢として表示しています。

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吉永
こちらの実施した特別な処置というのはどういった内容になるのでしょうか?

奈良岡
一応記載はしたのですが、今は安定した患者さんばかりですので現状ではないですね。
今後の予想としては、皮下点滴を行うですとか、そうした際に記入する用として作成しています。

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吉永
なるほどですね。
こちら、次回訪問日の記入に関しては、基本2週間後ということでしょうか?

奈良岡
そうですね。こちらも記入欄にカレンダーが出てきますので、数字をわざわざ打ち込まなくて良い点が便利ですね。

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吉永
こちら、メルプの質問編集画面の入力タイプの欄を「日付」としますと、問診を回答する際にはカレンダーが表示されます。

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奈良岡
これも画期的に便利だなと思いました。

吉永
ありがとうございます。
次に採血計画に関する質問がありますが、選択肢で「コメント」とあるのはどういう場合なのでしょうか?


奈良岡
こちらは通常と異なり追加で行う血液検査がある場合に記入しています。
いつもは、定期的に採血する項目はセットで決まっていますので、そうした場合と違う場合ですね。

吉永
こちらは、SOAPの所見のSOだけではなくて、ある程度APも兼ねているような問診を作成されているということですね?

奈良岡
そうですね。

私のように安定した患者さんをずっと何年も診ている場合ですとか、外来の間の昼休みに患者さんの往診をしている先生などは、このくらいの問診で基本的な部分は良いのではと思っています。

吉永
なるほどですね。

メルプ問診表示カスタマイズで見やすい問診を

吉永
こちら、実際に往診の先生になったつもりで問診に回答しますと、先生側にはこのような回答結果が表示されます。
結果が一行ずつ空いていますけれども、これはどういった意図でしょうか?

奈良岡
私にとっては、一行ずつ空いていた方が見やすいので、このように空けて表示しています。

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吉永
この辺の、医院側の問診結果表示も自由にカスタマイズできますので、もし行を詰めたい場合はそれもできますし、このように行を空けることもできます。

(行間を詰めて表記した場合)

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奈良岡
その辺のカスタマイズも自由に簡単にできますので、その辺も当院では事務さんがやってくれていますね。このようにしてほしいとお願いしておくと、彼女達が対応してくれています。

今日も、コロナで陽性になった患者さんの場合は、保健所への書類提出で職業を記入する欄がありますので、コロナの問診に職業の項目を追加してもらって、早速今日から患者さんにメルプで記入いただいています。そういう点は簡便でいいなと思います。

吉永
問診の修正は事務さんもされているということですね?

奈良岡
事務さんがやっています。
私が、このように変えてほしいとお願いすると、すぐに対応してくれますね。事務さんも修正は簡単ですよと言っていました。

おそらく私達はパソコンの入力はできるけれども、設定の操作は慣れていない人たちが多いのですよ。そういう私達にとっても、とても簡単な点が他社と比べてメルプを導入した理由でもありますね。難しくなさそうだという印象がありましたので。

吉永
ありがとうございます。
こちらは、往診を終えますと、その日の往診患者さんがメルプの問診一覧画面で表示されて、該当患者さんを選択して問診の中身を電子カルテにボタンひとつで飛ばすというやり方でしょうか?

奈良岡
そうですね。
ワンクリックで問診内容が電子カルテに入るという点が画期的でビックリしました。

吉永
本日はお忙しい中、ありがとうございました。

Youtubeでも紹介していますので、是非ご覧ください。

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メルプWEB問診は、全ての電子カルテにワンクリックで連携できるWEB問診です。医療機関側で自由に問診をカスタマイズできますので、自分好みの問診をいつでも作成できます。ぜひ、一度ご覧になってください。
▼無料デモはこちらから
https://monshin.melp.life/#demo


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