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3Dプリント業者の僕らがメロンや器を売ってる理由

こんばんわんこ。メルタの内野(@uchino_hiroyuki)です。トップバッターということでゆるくやっていきたいと思います。

会社の外にもっと考えとかを発信していこうという理由で、noteの会社アカウントを作って運用していくことなりました。リレー形式で1ヶ月に2回ほどのペースで更新していきます。宜しくお願いします。

目次
・僕らのやってることをざっくり説明
・3Dプリンター業界の現状
・メロンや器を売ってます
・終わりに


僕らのやってることをざっくり説明

トップバッターなので、まずは「お前ら何やってる会社なんだ」ってことを説明しないとな。これは礼儀なのでそうします。宣伝ではないです。

僕らは株式会社メルタという会社で、3D関係のことを事業にしてます。4年目の会社です。オフィスは秋葉原。今6名。

売上という軸で見ると、メインの事業は2つです。

・3Dayプリンター
3Dayプリンターという、全国の空いている3Dプリンターを使った造形サービスをやっています。空き活用なので、安くて早く3Dプリントできる最高のサービスです。(宣伝ではないです。)


・モデリー
もう1つ、海外のデザイナーを雇って3Dデータ作成サービスをやっています。主にウクライナのデザイナーが中心です。

北欧は3Dが進んでいて人件費が安いので。高品質のデータがかなり安く作れます!最高!(宣伝ではないです。)3Dプリント用のデータだけではなく、ARやVRやVtuberのような流行りの3Dデータも敏感に察知して対応できる人員を揃えています。(宣伝ではないです。)


主には3Dプリントを受けたり、3Dデータを作っている3D屋さんという立ち位置の会社です。ちなみに全員27-28歳で製造界隈ではかなり若い方です。みんな仲良しです。


3Dプリンター業界の現状

それで、3Dプリンターはどうなんだという話なんですが、日々サービスをやっていると、着々と利用する人が増えている印象です。

ただ、3年ほど前にきた「3Dプリンターブーム」(ニュースとかで取り上げられてた時期)のときに言われていたような「何でも作れる魔法の箱」感は全然ないです。

あくまで、ものづくりをする際の1つのツールでしかなく、プラスドライバーみたいなもんだと思ってます。文字が多くなってきたので画像挟みます。


1つのツールでしかないという意味でドライバーに例えましたが、そんな手軽なものではなく、まだ機種も素材も高価です。

高価な機種は1台で数千万円!高い!超高級ドライバーです。
しかも基本は1機種で1素材しか使えません。そこは同じ規格のネジしか締められないドライバーと奇跡的に一致しました。

また、このドライバーを使うためには、その前段階に3Dデータが必要です。3Dプリンター自体はデータを読み込んでスタートを押せば、(綺麗に造形するには、もちろんいろいろノウハウも必要なのですが)とりあえず造形はできます。

ただ、この3Dデータは3Dソフトを使ってデータを作成する必要があり、そこはもう専門的で誰でも作れるものではないです。なので、昔から3Dプリンターの普及にはこの3Dデータの障壁があります。

そのため、比較的簡単な3Dソフトや無料の3Dソフトの開発も進んでいるのですが、まだまだ難しい!友達に趣味で3Dデータ作れる人が何人いるんだっていう話っすね。

そういう訳で、3D界隈の人は以下のどれかの動きを取っている人が多いです。

・3Dプリンターを安く、綺麗にする(3Dプリンターの開発事業)
・3Dソフトを安く、簡単にする(3Dソフトの開発事業)
・講習して使い方を教える(3Dプリンターやデータの講習事業
・新しい機種やソフトを広める(販売代理店)


メロンや器を売ってます

世界中のいろんな会社が上記4つの動きを取っているので、実際に簡単で綺麗で安い3Dプリンターや3Dソフトは普及してきています。

それでも、あくまで一般の人たちが使うツールにはまだまだ先が長いので、僕たちは実は裏で3D技術が生きているサービスというアプローチでもサービスを出しています。

これはその1つの「お手紙メロン」です。3D技術をうまいこと使って、メロンの網目に好きなメッセージやキャラクターを入れられます。購入する人は変わったメロンという見方しかしないと思いますが、3Dプリンターで作った型を利用しています。


もう1つが「バーチャルろくろ」。 動画を見ていただくとわかるのですが、超直感的に器の3Dデータが作れます。作ったデータは陶器の3Dプリントで実際に器としても使えたりします。

デザイナーの東くんが趣味で作ったシステムなんですが、ツイッターでバズったので、そのまま会社の事業として吸収してやりました。

こういう、裏で3Dプリンターや3Dデータが動いているものの、顧客の体験的には手軽なものという軸を結構大事にしてます。


終わりに

キワモノの立ち位置のような書き方をしてしまい誤解が生まれるかもしれませんが、もちろん3Dプリントや3Dデータを手軽に安く依頼できるという軸でもサービスをやっていますので、メインストリームも大事にしてます。

が、こういうちょっと老舗の製造業の方々がやらないことを若手の僕らでやっていこうという色は社内にとても強いです。

メルタはこういう会社です。もし秋葉原に寄る機会があれば、気軽に遊びに来てください。

さらば。

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