未知なる言語が思考を変える~言葉の影響力~
勧められて久々に観た映画が衝撃的過ぎた。
鬼才ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『メッセージ』
衝撃のラストで固定概念は崩壊しました。
よくあるSF映画の宇宙人と戦って最後に勝つ!みたいなものではないです。
言語学者VS宇宙人
言語学者が解き明かして解読を試みる宇宙人の言語には縦書きも横書きも存在しない未知なる表意文字。
ほとんどの日本人は日本語しか話せない。
現状で話せる言語が増えれば思考も変わると論文にもなっている。
英語と日本語だけでも主語と述語が逆なわけで伝え方が変わってくる。
結論が始めにくる英語に比べて、結論が後にくる日本語は話してる最中でも結論を変える事ができる分、優柔不断な人種になったのは言語のせいなのか。
映画に出てくる表義文字も、漢字に近い印象を受けた。漢字は意味から形ができているから中国語でも知ってる漢字なら読めなくても何となく読み取れたりする感覚。
しかし表義文字にしても宇宙船にしてもアートな感じが魅力的で好きな感じ。
過去、現在、未来が存在しない世界。
過去、現在、未来が同時進行で混在する世界。
時間の概念がない世界。
右、左、前、後の概念がない世界。
説明するのが非常に難しい。
この映画に関しては2、3回観ると毎回新しい発見が生まれる感じ。
クリエイティブな感性を磨きたい人にオススメです。
SF映画の概念がひっくり返ります♪
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