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ロゴデザインはこうしてつくられた

a melting moodのロゴのデザインをしてくださいました ちょっきんきりえ のYUYAさんのオフィシャルサイトで紹介いただきました。

先ごろ、毎月第一土曜日にYUYAさんご夫妻が自身のアトリエで開催されているオープンアトリエ(見本市・即売会)におじゃましました。
ここまでの感謝をお伝えしたら、1番最初の手描きスケッチを見せてくださいました。
スケッチそのものも素晴らしいのですが、出来上がりまでも試行錯誤があり、少しずつ形状が変わっているのが興味深いです。みなさんはどう感じますでしょうか。

ammのロゴ、ぱっと見はYUYAさんの他の作品群とそれほど変わらないように見えるかもしれません。しかし実際には対面打合せも行い、完成までに相当の時間とパワーをかけてくださいました。
「事前の要望は、スケッチのような画よりも言語化しておいてもらえるとありがたい」というお言葉が印象的でした。オリエンテーションでスケッチを渡されてしまうとどうしてもそのグラフィックに思考が引っ張られてしまうからなんだそうです。

初回打ち合わせでは、バンドのコンセプトや言語化したイメージをお話しさせていただきました。そして、初回のラフデザインではなんと6案も出してくださいました。
僕の思いにYUYAさんの解釈が加わって、ビジュアル化されたのです。

・要素を盛った感じではなく削ぎ落としてシンプルに
・かわいい顔の表情などで見せるよりも「全体にきれいな形」
・色使いは極力少なく、モノクロになったときにも違和感のないもの
・やはり切り絵のライン+手描き文字がリズム感からも良いのでは
・造形イメージとして音楽的なマチスの切り絵「JAZZ」
・昼のイメージ(夜ではないイメージ):爽やかさ、明るさ、潔さ、清々しさ
・昔のJAZZのレコードジャケットのようなモダンさ、洒落た感
・60年代の色褪せないデザイン → 色褪せない音楽。

その後も細かいプレビューを何度かしてくださいました。

・鳥の形
・色使い
・文字の目立ち具合とバランス
・鳥だけで構成するか、他のパーツをいれるか
・顔の表情をもっとつけた方が良いか
・用途にあわせてサイズは横位置で良いか

こうした調整を経て、丁寧にゼロからあの鳥のロゴを産みだしてくださいました。

一生モノをいただきました。大事にします。そして、ビジュアルに負けない音を紡ぎたいです。進歩っぷりを是非ライブやYouTubeで見ていただけたら嬉しいです。


- a melting mood 2nd live information -
sunday night live "Urban Jazz Affair vol.1"
date: 2018/09/30 (sun) 19:30~
venue: Harajuku Crocodile
charge: 2,500yen + drink

佐藤史果 : vocal
タカハラカズミ : keyboard
富樫勅文 : guitar
紺頼研哉 : bass
中沢 剛 : drums
加藤雄一郎 : sax

feat. organic/jazzy/melting mood tunes

2回目のライブは20年来お世話になってきた原宿クロコダイルでの演奏!
今回もBlossom Dearieはもちろん、懐かしのアシッドジャズ、オーガニックソウル路線、さらにオリジナルまでバラエティ盛りもりでお送りします。http://www.crocodile-live.jp/

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