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カフェ 旅 アイドル @s__side

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スモールヌナとナップンドンセン

ソウルで以前からの知り合いと会った。その人とは一年ほど前に連絡を取り始め、今回私がソウルに旅行に行くので、じゃあ会いましょうということになった。その人は私の旅の予定と合わせて休暇を取ると言ってくれ、申し訳なさから断りかけたのだが、のちに運よく公休が重なったのでやっぱり会わないかと連絡がきてその誘いに乗った。当日、待ち合わせ場所の明洞駅地下に到着したことを伝えるとすぐに返事がきた。「あと10分以内に行きます」 10分の間に私はそのへんを果てしなくうろうろした。緊張していた。私

    • わずかな日常の余白(韓国カフェ記録)

      もう随分まえの記録になるのですが、2018年の秋、韓国へいったときに訪ねたカフェについて、写真を交えながら紹介していきます。 ゆるく、かる〜い気持ちでお読みいただけたら喜びます。記事は下へどんどんつなげていく形で随時更新予定です。 ●커피 식탁(コーヒー シクタク) 地下鉄2号線・뚝섬(トゥッソム)駅近くの커피 식탁(コーヒー シクタク)。 工事中の白いカベ沿いにてくてく歩いていったさきにあるカフェ……だったと思います、たぶん(半年以上まえの旅行なので記憶が曖昧)。

      • 目に見えるしあわせ(メモ、随時更新)

        ふわふわの甘い白パンみたいな柴犬。 焼きたてのチヂミの、まだあぶくを吹いている端っこのところ。のちのカリカリ。 使い古されてくたっとした、清潔な黒のエプロン。 寒い夜のふとん虫(:あたたかい部屋でふとんにくるまっている状態)。 朝焼けの、刻一刻と変わりゆく空の色を両眼にじっと収めている時間。 好きな人がお腹いっぱいになること。 好きな人が顔じゅうで笑っていること。

        • ウーバーイーツ/めぐりあい

          最近、ウーバーイーツにはまっている。よく頼むのはインディアンカレー、海鮮丼の類いで、たまにファストフード。うちのある辺りは選べる料理の選択肢が少なく、サービスを利用する時はだいたいそれらのジャンルをローテーションしている。 料理は選べないが、食べものを運んでくる人はさまざまだ。はじめてカレーを頼んだ日、届けてくれたのは南アジア系の男性だった。個人的にはしっくりくるというか、お店の人が家まで直接きてくれた感じで、なるほどなあ、とか思いながらおいしく食べた。 その次からはいろん

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        スモールヌナとナップンドンセン

          旅は続く

          少し前に読んだ韓国のアーティスト、イ・ランさんの「悲しくてかっこいい人」というエッセイ集が凄く良かった。旅行中の少しの間も離れ離れになりたくなかったので本をスーツケースに入れた。ハードカバーだから嵩張ったけれども、一緒に旅をするのもいいと思った。いや、私の勝手でそうさせてほしいと思った。 この本が生まれるきっかけとなった土地は、この本を書いたイ・ランさんが生まれ育った土地でもある。この本を持って街をうろついたり、どこかのカフェのテラスでページをめくることでもしていれば、偶然そ

          旅は続く