MCバトルと先行後攻問題について


※全て敬称略で記載させていただきます。

KOK2023の熱にあてられ先日から思った事を呟いてます。
今回も同様にKOK2023終了後に感じた思いを考察していきます。

1.先行後攻の有利不利


MCバトルを何度か見ていると後攻有利という印象を受ける人は多いんではないでしょうか?

やはり後攻が先行のバースにアンサーできるという所で上手いという印象を与えやすいのではないだろうか。
また、最後のバースに対して先行はアンサーできないため最後のバースが正しい事を言っているようにも感じてしまう。

余談になるが親近効果という「最後に提示された情報が、印象や判断に強く影響する現象」も存在する。

他の要素もあるだろうが、このような事より後攻がMCバトルで有利という事を覆すのは難しいだろう。

ただ2024年 Redbull KOKと連続で制したMOL53は全8試合の内6試合が先行の中勝利を飾り続けた。

2.審査員制度による公平化

上記で記載した二大会はどちらも審査員を設けている。
勝敗の是非はここでは語らないが先行が多くても優勝できるというのは珍しいのではないだろうか。

Redbullに関しては審査基準は存じ上げてないがKOKはターン毎にポイントをつけている。
これは先行後攻の有利不利を減らすために大いに役立っていると思う。

3.MCバトルの今後

先行後攻の有利不利が今後覆る事はないだろう。
また、減らすために全大会に審査員を付けることも大会数が多いため現実的ではないだろう。

私は観客判定を否定しているわけではない。
なぜなら観客は楽しみに来ており、楽しむ事を優先しないと大会自体が盛り上がらないからだ。

私は先行後攻問題を大会中の熱量を下げずに解決する得策を知らない。
こと、MCバトルにおいては正確なジャッジではない時がある事も仕方ないと考えている。

スポーツは競技だからカメラ判定、VARなど正確性がどんどん進化している。
ただMCバトルはスポーツではない。
正しい誤りは戦ってる本人たちしか分からない。
その曖昧さも含めて私は楽しんで行こうと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?