少女☆歌劇 レヴュースタァライトほぼイッキ見ざっくり感想(ノーネタバレ)

ずーと気になりつつ、いつやってるんか判らんしだいぶ進んでるし今さら…てかんじですっかり見逃してたアニメ「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」をようやっと無料配信で11話まで見て無事最終回に間に合いましたー。配信ほんとありがとー。

ツイッターで作画が凄いと騒がれてたのが気になったきっかけなんだけども、噂にたがわずほんとうにとにかくまず作画というか動画?がものっ凄い。目まぐるしいカメラワークのアクションシーンがとっても見応えあってそれだけでもう引き込まれました。

歌劇女優(ここでは舞台少女と呼ばれる)を養成する学園の、さらに選ばれた少女たちだけが参加できる「オーディション」という名の、キリンが支配する不思議空間。
剣やら弓やらの武器を手に、歌いながらガチの戦闘(レヴュー)を繰り広げる舞台少女たち。
すべてはオーディションで勝ち残り、トップスタァの栄光を手に入れるため…。
そこにこのオーディションには選ばれていないはずの舞台少女、主人公の華恋が絶体絶命の幼なじみのひかりを助けるために飛び入り参加し、さらに勝利することで物語は転がりだす……。

いや、言葉にするとなんのこっちゃだし実際に見ててもなんで強いことがトップスタァに繋がるの?というかんじはあるんですが、とにかくここの殺陣シーンとライティング作画が凄くて細かいことはまあいいやと思えてしまう。なんかもうそういう仕組みなんだよ、強いやつこそが凄い舞台少女なの。

強さ=舞台少女としての魅力という比喩なんだろうな、とそこら辺は割りきって見てたんですが、中盤の予想外すぎる展開とすこしづつ明らかになるオーディションの正体に話自体もかなり魅力的になってきました。
いやそれまでもおもしろいっちゃおもしろいよ?でもオーディションが終わればみんなキャッキャウフフしてるし、ふだんも多少の競い合いはあるけど結局は日常もの?などと思ってたところでこの物語の大きな仕掛けのひとつが発動します。



もうね~私はこのこがすきですね。
凄いキャラ持ってきたなと思った。

馴れ合いではないライバル同士の闘いを描いてくれた上に、その描き方が一筋縄ではいかないというか、才能ある者の望みが必ずしもみんなと同じとは限らない、といった複雑さを見せてきたりしてなかなかクるものがあります。

そしてただ単に話を掻き回すだけじゃなく、ちゃんとひとつづつていねいに解決していくとこが良いんだよな、スタァライトは。


なので最終回も信頼してました。

良かった…。

華恋とひかりが憧れ目指す劇中劇がこれおもろいか?てなる陰気な話で、まあでもそれこそが演劇ぽいよね(失礼)などと思ってたのだけど、あの暗いストーリーこそがラストの煌めきのためのものだったんだなぁと気づく、とても良いラストでした。

キリンの立ち位置もものすごくハッとさせられたし演技も最高だったよね。

ところで、○○を思い出す~とかの表現あんまり褒め言葉にとらない人もいるし言わないようにしてたんだけど、ウテナをめちゃくちゃ思い出すんだよな~と思ったら作ってる人ウテナに関わってたらしいじゃん。

でも見てるうちにウテナ思い出すとかそんなことほんとどっちでも良くなるのでみんな一度はスタァライトされてみて~。

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