デマって、やだね。

大きな災害があるたびに、ネットでデマが流れ、北海道が闇に包まれた夜のことを思い出す。
私自身は、二日ほど電気が無くて、家族の誕生日イベントがお流れになって、節電して、くらいの出来事だったから、たいしたことはない。被災したとはいえない。
そんなある日、離れて住む家族から「いや、それは明らかにデマでしょう…」な連絡メールが届いて驚いた。例の、友人のお兄さんが自衛隊で云々、数時間後に大きな余震が云々。
私はそのメールを受取る前に、その手のデマがネット上で流れているということを知っていた。だけど、メールの送り主には「それはデマだよ」とは伝えなかった。そんな明らかなデマを信じるほど気持ちが萎えてるんだなと思ったから。
でも、自分にも信じたい気持ちがあったことは否めない。いつ来るかわからない余震におびえるより、予告された方が楽だから。
でもね、嘘の情報より、確かな情報を選んで、準備をしよう。怖くても。