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クリスマスツリー事件

午後5時。娘の友達を家まで送っていき、娘と歩いて家まで帰ってきた。
今日は幼稚園の終わる時間が早かったので、娘の友達が家に遊びに来て、3時間近くぶっ続けで遊んで、くたくたにくたびれたらしい。しばらく、赤ちゃん用の布団に、赤ちゃんと一緒に寝ころんでいた。夕食はまだだけど、このまま寝てしまうのかな?と思っていた矢先、事件は起こった。

むくっ、と突然起き上がる娘。そのまま無言で2階の階段を上っていく。この時わたしは、「本当に眠いから、2階のベッドに寝に上がったのかな?」と考えていた。しかし、その直後上から聞こえてくるばたん、がたん、という物音。そのままじっとして待っていると、娘の背丈ほどある段ボールの箱を一段ずつゆっくりとおろしてくるではないか。そして、階段の中腹あたりで娘が突然宣言した。

「今日、クリスマスツリーを飾る!」

「???」
え、ちょっと待ってほしい。今はまだ9月だし、家の片づけは終わっていないし、もうすぐ夕食にお風呂に寝る準備をする時間になるし。わたしはびっくりしながら
「とりあえず、部屋の片づけをしようか?」
と提案した。しかし、娘は
「違う!クリスマスツリーを飾るの!」
こうなってしまっては相当頑固だ。そこで、クリスマスツリーを飾るのに、何が必要かを話し合うことにした。

そうすると、部屋の片づけが必要なこと、一部模様替えする必要があること、赤ちゃんも寝ているのですぐには難しいこと、をわかってくれた。そして、落ち着きを取り戻すと、またぐったりとなって眠けまなこで布団に転がる。

どうやら、疲れがピークになると、何か楽しそうなことや面白そうなことをやってみたくなるらしい。今度は時間のあるときに、ゆっくりクリスマスツリーを飾ろうね。

自分にできることが何かを模索しながら、とりあえずできること、発信できることから始めようと思います。少しでもリアクション頂ければ励みになりますので、よろしくお願いいたします。