電ポルPというボカロPのことは今でこそとても好きなPですが、以前はこれほど傾倒するということはありませんでした。全体的に曲調の似通った点のあるジミーサムPは大好きだったので、後にハマることになるのは半ば必然ともいえますがｗ。

しかしそもそもジミーサムPも最初はむしろあまり印象が良くなくて(この辺の事情を話すと別の話題に逸れてしまうので省略します)、後になって改めて聴いてその魅力に取り憑かれていったため、ただ同じ道を辿っているだけだとも思えるんですけど。とにかく私はさいしょ、電ポルPのことをそこまで意識はしていませんでした。

この動画を見るまでは。

【初音ミク誕生祭2015】未来景イノセンス【MMD-PV】

(記事で使っている画像は全てこちらの動画のスクリーンショットです)

モデルはYYB式初音ミク、衣装はおそらくYYB式桜ミクのデフォルト衣装を改変したもの。これをトゥーンレンダリングしている(ざっくり言うと3DCGを2D的に見せる技術。詳しくはググってください)ため、MMDなのにアニメのように見せています。このYYB式とトゥーンレンダリングの相性が素晴らしくいい。とにかくかわいい。どこを切り取ってもかわいい。これが天使か。

そして振り付けもとても上品さと可憐さが同居してていいんですね。これはみこさんという方のオリジナル振り付けになります (http://www.nicovideo.jp/watch/sm25796144) 。

この振り自体は既に見たことがあったのですが、やはり踊りについても実際に人が踊るのを見るのとMMDでキャラが踊っているのを見るのとでは異なる感じ方をするものなんですねえ。モーショントレースの可能性を感じました。

踊ってみたの方ではMMDと違って不自然なところなどはありませんし、「これをやっている人がいるのだ」と肌で感じることができるので、振りそれ自体や踊り手がいかにすごいかを感じることができます。対してMMDではその振り付けがいかにキャラと合っているかを考えられますし、言ってしまえば後づけなわけですから、表情やカメラワークなど、リアルタイムでやるのではどうしても難しい部分にも工夫を凝らすことができます。

踊りが同じでも違う楽しみ方ができて、お互いのジャンルが健全に同居できているんだなあと謎に感心してしまいました。

と、ここまでごちゃごちゃ言いましたが、要するにこのMMD、ドハマリしてしまったんですね。ミクさんの踊りをストレスなく見せてくれるカメラワーク、そして要所でのミクさんの表情！これに心を鷲づかまれてしまいました。

具体的にはそうですね、「空は夕に(or 夜に)染まる」のところでさりげなく空を意識させてくれるカメラ、

2番Bメロの「今日が切り取られて(or そう見えるのは)」のところでこちらを見ながらゆっくりと目を閉じるミクさんの表情、

などでしょうか。

これを見つけてから1ヶ月は毎晩5回くらいこれを見てました。何回も見てるはずなのに、「かみどめの音符がかわいい」というコメントを見てもつい仕草や表情に目がいってしまって、なかなかかみどめを確認することができなかったりしました！

私は初音ミクというキャラに特別愛情をもっているわけではないのでミクさんの誕生日がきても「たくさん曲が投稿されるんだろうな～」くらいにしか思っていませんでしたが、この時ばかりは感謝しました。本気で。この動画に出会わせてくれたミク誕ありがとう。動画をあげてくれた納豆チーズさんありがとう。曲を作ってくれた電ポルPありがとう。

・・・電ポルPにハマりだしたきっかけとして紹介しようと思ってたのに、曲にはほとんど触れずに終わってしまった！ま、まぁ、電ポルPの曲についてはまたいずれ。とりあえず最後に、私がこの動画を切り取った時にもっとも好きなシーンを貼って終わろうと思います。

『描いたのは僕らの空想だ

　ここで笑っていたように笑えたら』

※このMMDPVの原曲はこちらになります。

【初音ミク】「未来景イノセンス」【オリジナル】

http://www.nicovideo.jp/watch/sm24905365

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