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MMCダブルクロス3rd第5回~四刀流編~

◆序文

今回は「お前がどういう過程を踏んでビルドを作っているのか見たい」と言われたため、そういう趣向で書いていく。読者諸君の参考にでもなれば幸いである。

◆第1案

友人とオフセをするにあたり、UGN関係ならなんでもいいよ~と言われたのが始まりである。
当時筆者は電子書籍でUGを買ったばかりであった。そのため、UGNイリーガルのエンブレム「ドロップアウト」でFHマスターエージェントの「最強の一振り」を使い、ビルドを組みたい!と思っていたところだった。効果は後述。

そこからまず出来たのが、以下のビルドだ。

シンドローム:キュマイラ/ノイマン/ブラックドッグ
ワークス:感覚の上がるもの
能力値:3 1 3 2
Dロイス:業師
技能:初期取得

エフェクト
・コンセントレイト 2 20点
・コンバットシステム 1 15点
・マルチウェポン 4 30点
・ヴァリアブルウェポン 1 15点
・ラストアクション 1 0点
・ハードワイヤード 4 30点 (アームブレード×4)

エンブレム
ドロップアウト 5点
最強の一振り 15点

これで130点丁度。「最強の一振り」指定した武器一種類の武器の攻撃力を増加させるという効果だ。
日本刀を指定すれば、日本刀の攻撃力が+5されるというわけだ。この効果は、同名の武器全てに乗っかる。つまり、日本刀を指定し、マルチウェポンで二刀流すれば、攻撃力は合計+10になるというわけだ。
このビルドではアームブレードを指定し三(100%で四)刀流することで、ミドルから攻撃力42+達成値という中々の火力が出せる。

だが、どうにも美しくないというか……無理にキュマイラ/ノイマンを採用している感覚があった。

加えて、やや命中に不安が大きい。

ダイスがまず、5DXと少ない。侵食値補正を加えても100%時点で8DXだ。固定値のマイナス補正が5あるのも多少辛い。

これは武器に「アームブレード」を採用しているのが原因なのだが、これ以上に手軽に本数を揃えられ、火力もある武器が見つからなかったため、完成形でも結局これを使っており、命中は-5されたまま進んでいく(白兵技能は上げた)。

◆第2案

で、少々改善したのがこれだ。

キュマイラ/ブラックドッグ/ノイマン
ワークス:傭兵
能力値:6 1 1 1
Dロイス:不明(決まらなかった)
技能:初期取得

エフェクト
・コンセントレイト 2 20点
・コンバットシステム 1 15点
・マルチウェポン 4 30点
・ヴァリアブルウェポン 1 15点
・ハードワイヤード 4 30点 (アームブレード×4)

エンブレム
ドロップアウト 5点
最強の一振り 15点

御覧の通り130点ぴったりで能力値も美しく、無駄のない構成ではあるのだが……Dロイスを何にするか困った。
記憶が抜けているのだが、恐らく何にするか迷ってボツにしたと思われる。

シンドロームの構成を変えた結果、ラストアクションを取っていた「業師」がお払い箱になり、何を取るか宙に浮いてしまったわけだ。

◆考慮点

この時、「業師でラストアクション取得するのかっこよくないか……?」というのと「折角だし追加行動積みたいよな……」という2つの思考があった。

前者は、単純にかっこいい。
訓練の果てに手に入れた”ラストアクション”だ。重みが感じられるし、フレーバーも効果も実に必殺技という感じがする。戦闘不能というピンチを自分の業で打破し、倒れる刹那に一撃打ち込む。カッコよさの塊と言っていい。

後者は、単に筆者がマンチじみているだけではあるのだが、56点+達成値の攻撃を1ターンに2回叩きこめるのは強い。
大体140ダメージくらいは出せるのではなかろうか。
しかもラストアクションは一回戦闘不能になる必要こそあるが、ダブルクロスで一回も戦闘不能にならないクライマックス戦闘など余程特殊なものでない限りまずない。

この両面からして、是非とも積みたかったわけだ。

◆完成稿

で、これが完成稿だ。
開催直前にGMが翻意したらしく、経験点盛っていいよ!160点で作って!と言われたため、遠慮なく160点で組んでいる。

ノイマン/ウロボロス/ブラックドッグ
ワークス:探偵
能力値:1 1 6 1
Dロイス:業師
技能:初期取得+白兵6Lv:13点+情報/裏社会:3点

エフェクト
・コンセントレイト 2 20点
・コントロールソート 1 15点
・マルチウェポン 4 30点
・ヴァリアブルウェポン 1 15点
・ラストアクション 1 0点 (業師で取得)
・ハードワイヤード 4 30点 (アームブレード×4)

イージーエフェクト
電子使い 2点
プロファイリング 2点

エンブレム
ドロップアウト 5点
最強の一振り 15点
ギャランティプラス 5点
キリタニコネクション 5点

第一回の記事で扱った「1161」に行きついた。
あれを発見したのは実はこの時だ。ワークスは精神が上がり、イリーガルのエンブレムを取得できる探偵を選択。エフェクトの構成などは大きく変わっておらず、白兵技能を上げて命中を補ったくらいだ。

イージーエフェクト・ギャランティプラス・キリタニコネクションは、GMから「全員ある程度情報収集とかできるようにしてほしい」という要望に合わせ取得。財産ポイントと固定値があれば大概の情報は抜けるだろうという発想だ。

ダイスは能力値で補い、命中は技能値で確保。80%時点で8DX+1になる。これなら支援がなくとも当たるだろう。火力ミドルから42点+達成値100%を越えれば56点と上々である。加えて美しい能力値に、業師でラストアクションを積むことにも成功している。

中々の難産だったが、ブラッシュアップを繰り返し美しく仕上がった。ここには書かないが、設定やロールプレイも非常にハマったものができたため、お気に入りのキャラクターである。まあ、お気に入りでないキャラクターなどいないのだが。

この制作過程が今苦しんでいるプレイヤーの糧になれば幸いだ。

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