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MMCダブルクロス3rd第8回~なんともないぜ~

◆序文

7回ほどやってきたが、ここまで全てアタッカーだ。

まぁ、ダブルクロスというゲームは非常に脳筋に優しい。PCの全員がアタッカーでも何ら問題ないほどには。

そもそもが「リザレクト」で、死んでは起き死んでは起きを繰り返す独特なゲーム性ではあるが、ディフェンダーが一人パーティーにいると、戦闘の安定感がグッと増すことも多い。

今回紹介するのは、そうしたディフェンダーのビルドだ。

◆使用サプリ

EA、LMを使用していく。

◆ビルド

シンドローム:サラマンダー/ウロボロス
能力値:4 1 3 1
ワークス:UGNエージェントA
技能:初期技能
Dロイス:起源種(LM,p.61)

エフェクト
・氷雪の守護(EA,p.108) 3 25点
・雲散霧消(EA,p.121) 5 35点
・吹雪の守護(EA,p.109) 1 15点
・蒼き悪魔(EA,p.105) 5 35点
・原初の白(EA,p.125):狂戦士(EA,p.117) 2 20点

アイテム
・特になし

またしてもウロボロスが絡んだビルドだ。とはいえ、エフェクトをコピーしたかったわけではない。今回の目的は「雲散霧消」である。

これと「吹雪の守護」「氷雪の守護」により、範囲(選択)のダメージ軽減をすることが可能になるのだ。

一応組み合わせの関係で、フルパワーを発揮できるのは80%からではある。だが、起源種のおかげもあり80%時点で5D10+30点のダメージ軽減が可能だ。それも、繰り返すが範囲(選択)で、である。

これだけの軽減ができれば、大概の場合は味方を守ることができる。正直、サンプルシナリオのボスくらいなら0ダメージに抑えることもできるのではないだろうか。

今回のダメージ軽減は「HPダメージを直接減らす」エフェクトである。これはつまり、「装甲無視・ガード無視・リアクション不能」などの影響を受けないということでもある。重圧などのバッドステータスを受けてでもいない限りは使用可能なのだ。この安定性も強みと言える。

とはいえ、1ラウンドに1回という回数制限があるので全ての攻撃を防ぎきれるというわけでもない。強いことには変わりないが。

「蒼き悪魔」は、一応の火力貢献ということで採用した。攻撃を喰らったらとりあえずこれを撃つ。

また、概ねこの手の防御型のビルドはメジャーアクションでやることがなく、自分のメインプロセスは持て余しがちだ。そのため、今回は「原初の白:狂戦士」を取得。適宜アタッカーに投げてやるといいだろう。

Dロイスは前回に引き続き、「起源種」を取得した。攻撃するわけではないので判定のダイスは別に無くても構わないが、エフェクトのレベルは高い方が嬉しいからだ。

欠点存外侵蝕値が重いことか。ロイス1つで下げられる侵蝕値は5~6点程。「氷雪+吹雪+雲散霧消」のコンボで上がる侵蝕値は9点。少し割高に見えなくもない。しかしこのコンボは仲間も守れる。人数分のロイスが守れると考えると、パーティーへの貢献度はかなり高い。正直お釣りがくると言えるだろう。

◆カスタム

氷雪・吹雪・雲散霧消さえあればこのビルドは形を成す。なので、それ以外の55点とDロイスの枠は何でもいい。

望ましいものとしては、メジャーアクションで使える支援エフェクトだろうか。火力貢献が可能なので。今回で言う「狂戦士」のような奴だ。

あとは「炎陣(EA,p.105)」などを取得してカバーリングに走るのも悪くない。サラマンダーを噛ませているため、防御手段は豊富にある。「氷盾(EA,p.107)など。

………正直、各種原初シリーズが使える以上、拡張性が無限大すぎる。ので、自分の好みの方向に寄せたらいいのではないか…………という実に投げやりなアドバイスにならざるを得ない。

Dロイスだが、「秘密兵器(LM,p.66)」などでを取得するのもありか。その場合は、カバーリングに寄せることになるだろう。
または、無茶が効くように「生還者(LM,p.64)、支援用に「指導者(LM,p.70)などもありだ。これを使う場合はワークスがUGN支部長に限定されるので、一応注意を。
変わり種では、「優しい奇跡(LM,p.86)HPダメージを半分肩代わりしながら、例の3つのエフェクトで軽減ということもできる。

◆成長

このまま伸ばすのなら、支援方向に寄せるのがいいだろうか。
原初の紫(EA,p.122)が空いているため、「妖精の手(EA,p.100)などが使えるし、サラマンダーでも手厚い支援ができる。

上でも書いたが、とにかく幅が広い。好きなようにやっていいと思う。いやマジで。本当に。

(担当:山陽)

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