◆序文

今回は、仲間から貰ったリクエストに応じておすすめの一般エフェクトを紹介する。あと１つパーツがあれば…！という時などに一般エフェクトを見ると、存外答えがあったりする。結局のところ、ルルブとにらめっこするに尽きるのだ。
なお、エフェクトのデータは全てEA準拠である。

◆ヴァイタルアップ(EA,p.129)

絶対にクライマックス戦闘では100%欲しい…！という時に握るといいだろう。
単純にHPを増やしたい時にも使えないこともない。その場合は安定性に欠けるのが欠点か。

◆カバーディフェンス(EA,p.130)

カバーリングは強い。侵食値が100%未満のPCが侵食値100%越えのPCを守るだけで強い。
実質的にロイスを守るゲームともいえるダブルクロスにおいて、ロイスを守れるカバーリングは強いのだ。
それをどのキャラクターでも可能にさせてくれるこのエフェクトも、また強い。

◆クイックダッシュ(EA,p.130)

貴重なセットアップに移動できるエフェクト。
ファンアウトもそうだが、先手を打って移動できるのは便利だ。

◆フルディフェンス(EA,p.131)

メジャーアクションが行えなくなる。
なら、メジャーアクションを行わなければいい。
主に、他人への攻撃を代わりに回避して敵の攻撃をいなすビルドで使われる。
そういったビルドはメジャーアクションを持て余しがちなため、このエフェクトはぴったりだ。

◆マルチアクション(EA,p.131)

一部の”遺産”や武器はマイナーアクションを使用しなければならないものもある。
だが、マイナーアクションで移動しなければ殴れない…ということもあるだろう。
そういう時にお呼びがかかるのがこれだ。意外と出番は多い。

◆明鏡止水(EA,p.132)

名前がかっこいい。
それは置いておいて、”マシラのごとく”などのデメリット踏み倒しや単純にデバフを多用してくる敵に対して使うことになるだろうか。
高経験点環境でお呼びがかかることが多いかもしれない。

◆朧の旋風(EA,p.132)

ドッジに成功すれば追加で行動できるという変わり種。攻撃と回避を両立できるタイプの構築なら取ってみてもいいだろう。

◆参考ビルド

試しに「朧の旋風」を用いて１つビルドを組んでみた。
使用サプリは、EA/LM/PE/UGだ。
かなりサプリを導入しているうえ、取得にはGMの許可がいるデータもある。
ここまでやらなくとも機能するビルドは組めると思われるが、そこは読者諸君が考えてみて欲しい。

シンドローム：キュマイラ/ブラックドッグ
能力値：6 1 1 1　
ワークス：FHチルドレンA
Dロイス：強化兵(LM,p.87)

エフェクト
・コンセントレイト 2 20点
・獣の力 1 15点　(EA,p.58)
・フルパワーアタック 2 20点　(EA,p.61)
・リフレックス 3　(EA,p.132)
・ゲットダウン 1 15点　(EA,p.39)
・朧の旋風 1 15点

エンブレム
・命の終着 15点　(UG,p.39)
・コンバットフリーク 30点　(UG,p.41)

アイテム
・ナイフ

キュマイラ/ブラックドッグのクロスブリードで肉体を６確保し、回避と攻撃を両立している。

エンブレムの関係で、ワークスはFHチルドレンAを選択した。

命中は十分稼げているため、Dロイスは火力増強のために「強化兵」を選択。

「命の終着」でリフレックスの経験点を節約し、ついでにコンバットフリークの条件も満たす。

運用は、エフェクトを使いつつ殴り、攻撃が飛んで来たら「ゲットダウン」と「リフレックス」で回避する。

難点は、チルドレンかつリエゾンエージェントになるため設定が重くなるうえにGMの許可がいることと、そもそもUGを使わせてもらえるかどうかが微妙なところだ。

（担当：山陽）