これからのポイの展望


はじめまして。ドーナツでポイをやっている森と申します。

まずは、最初ということで、アドベントカレンダーを始めた理由から。
それはもう、ジャグリングについて”書かれたもの”を見てみたいということにつきます。動画だけでは不十分だからです。

例えば、技動画やルーチン動画を見ればそれに込めた想いや努力は垣間見えるのですが、では具体的にどうやって作ったか、どんな嗜好で作ったか、ひいてはどんな哲学があるか、まではそれだけでは十分に知ることができません。
おそらく、そこには相応の熱量のものがあるに違いないでしょう。私もそのように技やルーチンを作りますから。それを書いてもらいたい。

さらに言えば、ジャグリングの範疇はもはや技やルーチンだけには留まりません。
ジャグリングをどう評価するか、ジャグリングとどう向き合っていくか、ジャグリングが今後発展していくには、そもそもジャグリングとは何なのか。
他にも、もっとずっとおもしろいテーマはたくさんあります。それらを語り合うには、やはり”書かれたもの”が必要です。

というわけで、みなさん書いてください。


前置きが長いですね。僕の本題に入ります。
僕が紹介したいのは、個人的に激アツなポイの分野”アトミック”です。
まずは、この動画の冒頭30秒を見てください。

これがアトミックウィーブと呼ばれるポイの技の発展系です。
ご覧のようにポイの面が縦横に入り乱れます。これがキモです。かっこいいでしょう?


ご存知のようにポイは、”面を綺麗にしろ”という圧力が強くかかります。
それはもう、ウォール面という、観客に正対した面でポイを回すのが基本になっているせいです。

確かに、ウォール面はポイの軌道を余すところなく見せられますし、回す面を一つにすると軌道を考えるのはすごく楽になります。
だから、ポイで軌道を描くフラワー系がウォール面だけを使うのは納得できます。体をなぞるボディトレースも分かります。でもマニュピレーションまでウォール面ばかりなのはどういうことでしょう?

さすがにウォール面に縛られて考えるのを放棄しているのではないでしょうか?

まぁ僕もアトミックは全然できませんが。
でも、だからこそ開拓する甲斐があります。ほぼ手付かずですよ、この分野。

それにこの動画、確かにかっこいいけど面はぐちゃぐちゃでそこまで綺麗ではありません。でも、それは逆を返せば面が綺麗じゃなくてもかっこいいポイはあり得るということなんです!
ポイは面を綺麗にして美しさを追求するものというイメージがなんとなくあります。しかし僕は本当は複雑でぐちゃぐちゃしてて、かっこいいやつをやりたいんです。
ウォール面からも、”面を綺麗にしろ”という固定観念からも自由になりたいんです。

というわけでこの分野激推しです。いっしょにやりませんか?

以上でおしまいです。ありがとうございました。



P.S解析が難しいならこちらから入門してみましょう。アトミックフラワー、とでも呼ぶべきものです。これならあなたのやっているフラワー系から接続できますよ。



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