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企画者の思考法

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企画者の心得、企画の作法、企画者のマネジメントなどの記事を整理
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#アイデア

企画書の書き方

「企画書」とは何かを行うときや作るときに、自分の考えた内容を、実行に移すための具体的な計画を記載した書類のことを言います。1つのプロジェクトを行うには、たくさん準備をしなければなりません。 身近な例を挙げて「飲み会」を開くとしましょう。そのためには参加者、開催場所、開催時間、予算、会費、所要時間などを決めなければなりません。これらの具体的な内容を決めることを「企画」と言い、それを書面にしたものが「企画書」となります。 5つの心構え・基本は自分の作りたいものの形が相手に伝わ

アイデアを形にするための7つの「問い」

3回目の再編集、都度自分で振り返るnoteです。 ”ふわふわ”した相談(雑談)の中で「あれしたいこれしたい」という話を聞きます。そんな相談(雑談)から一歩先に進むための「7つの問い」。 1. 貴方は何者? ・強みはなにか? ・具体的なスキルは何か? 2. 具体的に何か持っているの?・例えば会員が既に沢山いる。 ・例えばSNSなどのファンが多い。 ・例えば特許を持っている。 「やる気」など客観的に判断できないものは聞いてない。 3. 持っている資産を活かせる?つまり ①

アイデアは対話と共通言語

アイデアはまず対話の量から。 まずそれぞれが頭の中で考えているアイデアを「言葉」にして話す。「言葉」にすることでアイデアが自分の中でまず整理される。 次に「対話」を繰り返す。それぞれのアイデアを「言葉」で確認しあう。それぞれのアイデアの共通点や差異を注意深く聞き取っていく。 そこから「共通言語」へ整理していく。 「共通言語」とはすなわち、アイデアの拠り所。拠り所があることで、企画の迷走や、目的を見失うことが防げる。 また「共通言語」を起点すれば、自分の思考の整理にも

アイデアや理想を語れば皆が動くと思っている人々

twitterで以下のつぶやきが目に留まった。 勘違いの典型は、単にアイデアを出すだけの人や理想を語るだけの人。それは誰でもできることで、困難なのは皆を説得し変革に導いていくこと。勘違いしている人はアイデアや理想を語さえすれば皆が動くと思っている。 この思考の人は昔からちょくちょく見かけるタイプだ。「アイデアや理想を語れば皆が動くと思っている人々」プロジェクトの中にいるとやっかいなことも多い。 そもそも「アイデアや理想」だけでは「企画」もつくれないけどね。 何かを成し

アイデアは情報をインプットしながら問題意識を持って考え続けることで気付くものである。

「アイデア」についてのnoteの整理を始めています。理由はシンプル。企画私のコアスキルの1つだから。だから「アイデア」を常に出せるってのが大事。「アイデア」を出すための思考プロセス。「アイデア」を出すための日々の行動。しっかりと言語化していきたい。 またオリジナル性を出したい!ということはあまり考えていません。なるべく伝わる言葉にしていきたい。(これが難しい。)いいフレーズは使わせて頂く。という考え方でnote書いています。 アイデアは情報をインプットしながら問題意識を持

アイデアの作り方、”アイデアの加減乗除”

アイデア発想の方法として加減乗除の方法がある。私は特に意識していないが、人にアイデアについて話すときに使う方法だ。 アイデアの足し算A+B+C+D+E+,,, 要素を加えていく発想法だ。 様々な要素を加えていく事で、アイデアを膨らませていく。 アイデアの引き算A-b-c-d-e-f-,,,, 今ある要素から、不要と思われる要素を引いていく発想法だ。 余計なものをそぎ落とす作業とも言える。 アイデアの掛け算A×B×C 異なる要素を掛けることで新たなアイデアを発想する

企画者の7つの習慣

アイデア出すためには習慣がある。アイデアを企画にまとめるのも習慣がある。その習慣についてが本日のnote。いずれも私が習慣にしているものだ。 メモをとるアイデアはすぐ忘れる。だからメモをとろう。そしていつでもメモを取れる状態にしておこう。メモは紙でもスマホでも何でもよい。とにかくメモをとる。すぐにメモをとる。どこでもメモをとる。メモは常に持ち歩く。枕元にもメモをおいておく。 情報を保存する場所をつくる情報をためておく。そういう場所をつくる。メモやブックマーク、写真、PDF

「企画」は、「アイデア」と「制約条件」の間にしかない。

1年前に書いた「結果と課題と「問い」と企画についての図解」についてのnote。改めて多くの方に読んで欲しいと思い、タイトルや一部文章を調整して再掲載します。文字数としては800文字程度ですが、企画をつくる時に非常に大事な点を整理しました。 企画を考える<例題> 目標ユーザー数が100万/月なのに、現状のユーザー数が1万/月の場合。どう企画を考えるか? <図解> <企画を考える時の鉄則> 「結果」は「課題」ではない。 ユーザー数が少ないは「結果」でしかない。 ユーザー

いつか形になったらいいな、と思いながら

おもちゃクリエーターの高橋晋平さんは、前々から気になるクリエイターの一人です。 本日のnoteは高橋晋平さんツイートから。 私は基本スキルが企画者です。 そして、この感覚あります。(ものすごく共感) いつか形になったらいいな、と思いながら一生が終わってもいい。 それは生きる原動力でもあるし、実現しなくてもいいと分かった時に初めて、勝手に実現するパワーのあるアイデアが生まれ、突破する。 うん。 本日のnoteは特に付け加えることもないな。 これ以上でも、これ以下でもな

アイデアを殺す台詞13選

2018年8月に書いたnoteを再編集しています。 --- ピクサーでは初期段階のぱっとしないアイデアのことを「アグリー・ベイビー(醜い赤ちゃん)」と呼ぶらしい。そんな「ぱっとしないアイデア」を殺す台詞13選。 そもそもアイデアは最初は大体が「ぱっとしないアイデア」。それを受け入れ、育てることで良いアイデアに成長していく。 「ぱっとしないアイデア」を殺してはいけない。 「アグリー・ベイビー」を受けれる。 アイデアを殺す台詞を言っていないか? アイデアを殺す台詞を言わ

狂ったアイデア

アイデアを考えるときに大事にしている視点があります。 良いアイデアより狂ったアイデアをスタートアップにとって良いアイデアとは、「悪いように見えて」「実は良い」アイデア である。つまり一見狂ったようなアイデアでなければならない。普通の良いアイデアなら 合理的な大企業や他の企業が実施しているので、スタートアップが狙うべきではない。 これは以下の馬田隆明さんのスライド 「あなたのスタートアップのアイデアの育てかた」で知ったものです。 こちらも! 逆説のスタートアップ思考--

アイデアは、思い切って簡単化し、崖っぷちの手前で止まる

カーネギーメロン大学ロボット研究所の金出武雄さんの著書。「独創はひらめかない―「素人発想、玄人実行」の法則」をじっくり読んでいる。 創造は省略から始まる将棋の名人である羽生善治さんと対談した時、彼は「創造は省略である」と言った。「1つの局面でだいたい一。100通りくらいの指し手の可能性があるのですが、その局面で二、三通りの手を直感によって選ぶんです。残り90パーセント以上は読まないで捨ててしまうわけです。思考を省略するわけです。そこからまた手が増えますよね。三つあった手に対

大人げない大人のクリエイティビティを生み出す「おバカ」な力は、思いつく限りのバカ話を ひたすら言い合って、 ただただ笑うだけ。

10年程前に発売された成毛眞さんの「大人げない大人になれ!」という本は、今読んでも面白い。おそらくは私も割と大人げない方だからかもしれない。 参考までにamazonの紹介文はこんな感じ 【好きなことを、好きなようにやれば、成果は最大で、ストレスはゼロになる!】本書は、人生をクリエイティブで面白く生きたいひとを応援する本です。 なかでも私が一番好きなコラムは、大人げないアイデアを出す方法の話 chapter 2 大人げないとはどういうことか クリエイティビティを生み出

アイデア発想の手法を集めてみる。- 「鳥の目・虫の目」発想読本 -

アイデアを出す時の自分の思考パターンの言語化を考えるために、アイデア発想の手法を集めてます。 「鳥の目・虫の目」発想読本最初のページにある文章。 どのアプローチにするか どこに眼をつけるか どの角度から見るか どう切り込むか どこから入りこむか どう見るか どの位置から切るか 発想とは「視点」「視点」そのものが武器となる。 「発想とは、視点です」。この本は20の対となる言葉を並べたもの。私は時折目次をリラックスして眺めて発想を得るきっかけを手にすることがあります。