企画を部下に作らせるときの6つの質問|プランナーのマネジメント01
本記事は部下などを教育する(OJT)的な視点の内容です。
「例えばあるイベントを部下が企画する場合」
イベントは例えばこんな感じ。
・オンラインゲームの1周年記念イベント
・商店街のクリスマスイベント
・コミケに出る
目次(サマリー)
大きく3つのステップに分けて考えてもらいます。
1.ゴールを明確にする
2.内容を考える
3.リリース後を考える
さて、本題
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1.ゴールを明確にする
1-1.KPIと目標を設定する
【質問①】
KPIと目標数値は何ですか?
【注意】
KPIは多すぎると企画が散漫になる。
散漫な企画はお客さまにも訴求しにくいため、失敗するリスクが高くなる。
具体的な数値が設定できないKPIは、振り返りが出来ないので次に繋がりません。
1-2.やる意味を明確に、提供する価値は何か?
【質問②】
お客さまに提供する価値は何ですか?
パートナーに提供する価値は何ですか?
「お客さま」と「パートナー」に提供する価値を分けて考えよう。
企画は一人でやるものではない。という視点は結構大事です。
2.内容を考える
2-1.面白さを考える(アイデアは何?)
【質問③】
何が面白いのですか?お客さまに説明するつもりで説明して
お客さまに説明するという視点で企画を整理をすると良いです。
説明の仕方は言葉だけでもビジュアルを使ってもOK
よくやるテクニックとしては、一言で言うと「○○○○○○」
30文字程度の説明ならそのままバナーやメルマガキャッチコピーに使えます。
2-2.アイデアを実現可能なものに落とし込む(仕様の話)
【質問④】
その面白さ、実現可能ですか?
アイデアはアイデアのままでは只の妄想。アイデアの純度(面白さの純度)を極力減らさない用に実現可能なものに落とし込む事が大事(難しい)
お金があれば!とか、リソースが潤沢ならば!とか言う話になったら、一旦は「1-1.KPIと目標を設定する」戻って、使える予算やリソースの話を設定して再提案をしてもらえば良いです。(制約条件を考えてもらいましょう。)
3.リリース後を考える
3-1.シミュレーションを作成する
【質問⑤】
目標を達成するためのシミュレーションを見せて!
客観的に企画が成功するか否かを判断するために作る!という意識を持ってもらうため。(成功とは目標達成)
過去実績と現在のトレンド、分からない部分は仮説思考で作成する。
導き出した数値が目標に対して足らない場合は、何でカバーをするのかを考える。
⇒プロモーションを強化?インセンティブ強化?など
リリース後は実績と照らし合わせる事。
・実績との差分が少なければ、企画者としての能力が向上していると言う事。
・実績との差分が多ければ、なぜか?を考えることが大事。
「予実管理」というやつです。
3-2.伝えないと駄目「プロモーションプラン」を考える
【質問⑥】
プロモーションプランを見せて!考えて!
伝えないと伝わりません。(当たり前ですが。)
良いものを作れば売れる!良いサービスは勝手にバズる!
なんてことは奇跡が起きない起こらないので、具体的に考えてもらいましょう。
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「良い企画について」のコラムはこちら
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