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プロジェクトの成果を左右する上流工程に時間やヒト・モノ・カネといったリソースを重点配分しよう。

昨日参加した「BPStudy#142〜ITプランナーの重要性」というイベントで「上流が大事になる。上流ブームが来る」という話が盛り上がりました。

本日のnoteは、どんなプロジェクトにも時間の制約がある。この時間内に最大限の成果をださないといけない。そこで注力すべきは上流工程という話。

参考にしたのは、ビジネスデザイナー濱口秀司さんの「イノベーションの作法」時間管理はプロジェクトの成果を左右する極めて重要という話。

第11回「自由度の高いフェーズにリソースをかける」

ビジネスデザイナー濱口秀司さんはプロジェクト全体を、
1. コンセプト設計
2. 戦略策定
3. 意思決定
4. 実行
の4つのフェーズに分けて考える。

そして最も自由度が高い上流フェーズに効果的にリソースを配分できるように意識しなければならない。と説いている。

なぜなら
1. コンセプト設計
2.戦略策定
といった上流フェーズこそが、そのプロジェクトの成否を大きく左右しうるからだ。

下流フェーズである
3. 意思決定
4. 実行
は決定されたコンセプトを実現するためのフェーズ。
この時点での方向転換や、状況を一変させるウルトラCをひねり出すのは難しい。

しかし、一般的な大手の企業では、自由度の高い上流フェーズに、時間やヒト・モノ・カネといったリソースを重点配分することが少ない。

逆に、下流フェーズに行くほど不確実性が下がって安心できるためか、こちらに多くのリソースを投入する傾向がある。

さらに読みたいかたは是非!今現在はKindle版のみ販売だそうです。

SHIFT:イノベーションの作法 Kindle版

【目次構成】
はじめに 刊行記念序文「日本人イノベーション最強論」
第1回 イノベーションは誰もが起こせる
第2回 SHIFT領域の考え方
第3回 バイアスを破壊する
第4回 問題の本質から強制発想する
第5回 市場を実験場にしない
第6回 不確実性の中で意思決定を下すには
第7回 戦略意思決定の質を高める
第8回 ユーザーの心をいかにとらえるか
第9回 誰に何をどのように働きかけるか
第10回 プライシングを動的にとらえる
第11回 自由度の高いフェーズにリソースをかける(今の私はここ大事)
第12回 個人で考え切ってこそ議論の質が上がる
第13回 学ぶ者が教える者を超えなければ意味がない
第14回 不確実性を論理的に乗り越える ~SHIFTに関するQ&A

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Photo by Jo Szczepanska on Unsplash

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