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Off Topic #189 時間をコントロールしたブランド作り

こんにちは。
このnoteは、個人的にOff Topicのまとめをしているmemofleetが書いてます。

今回はOff Topic #189 「時間をコントロールしたブランド作り」です。

ポッドキャストはこちらです。


時間をコントロールしたブランド作り

時間をコントロールしたブランド作り
時間をコントロールしたブランド作り

グラフィックについて

今回も5つのブロックで構成しています。

  1. 人類の歴史が1,000ページの本だったら

  2. コホートで比較してみる

  3. ブランドとヘリテージ

  4. リファレンス・カルチャー

  5. よりゆっくりした時間を

人類の歴史が1,000ページの本だったら

Tim Urban氏の書籍「What's Our Problem?」の冒頭は人類の歴史を1冊の本として考える話から始まります。
1,000ページの本だとしたら1ページあたり250年になるため、近現代がまるごと収まるということです。
そう考えると、インターネットの30年の歴史などは最後の1ページの最後の1
行くらいのものかもしれませんね。

コホートで比較してみる

シリコンバレーやインターネットを時間軸で見るとどうなのか、ということで2つの表を作りました。
70年代の製品は分解ができたからハードウェアエンジニアが育ち、80年代からは分解できなくなったから、ソフトウェアエンジニアが育つというのは面白いと思いました。

1980年代の家庭用ゲーム機はファミコンで、カセットをわざと斜めに刺したり電源入れたまま抜いたりすることでバグ画面を発生させる技がありましたが、いまのゲーム機にはないですね。これもハードからソフトへ移行した流れなのかと思います。

ブランドとヘリテージ

DAN HOCKENMAIERさんの図をリライトしています。
4象限の縦軸はブランドの歴史、横軸は業界の歴史です。
右上はどちらも古く、左下がどちらも新しい。

ファッション業界は昔からあるので右、なかでもLouis Vuittonは老舗ブランドなので、右上にいます。右上のエリアは価値あるブランドばかりが集まっていて、ほかのエリアとは戦い方が違うということです。

下段のブランドは歴史が浅いので、上段のブランドに対抗するためにだれかとコラボするなど、ヘリテージを作りに行く必要がある。
左下は業界自体も新しいから、ユーザーとともにブランドと業界を育てながら戦っていく、という過酷なエリアになります。

リファレンス・カルチャー

Rick and Mortyの四川ソースのエピソードは面白いですね。
アニメで人気になった過去商品が再販されたこともそうですが、Rick and Mortyファンの行動力も面白いと思いました。

バーガーキングの過去ツイートにアクションしていくのもSNSマーケティングとして面白いし、応用できそうだなと思いました。

前にOff Topic のデイリーメモで、宮武さんがリファレンス・カルチャーについて書かれていました。アメリカのリファレンス文化は面白いですよね。

よりゆっくりした時間を

インターネットは1か月で世界が変わるし、Twitterの買収やAIの開発スピードは週単位なのを考えると、逆に100年の軸で眺めることも大事ですね。

でもゆっくりした時間を考えるとはいえ、毎年新製品や新サービスを作らないといけないので、そこの矛盾は出てきちゃいますね。

感想

ロングスパンのトピックとして、時代を超えて継続している組織というと、十字軍の遠征を思い出します。
欧州史を詳しくは知らないのですが、11世紀くらいに聖地奪回を目標にヨーロッパからエルサレムまで進軍したという十字軍です。そのなかでもマルタ騎士団という医療を行う騎士団があって、いまもなお現存しているようです。土地は持たないけど名前はあって国交もあるという特殊な存在で、
もうすぐ発足から1,000年になる騎士団がまだ継続していて、これはヨーロッパらしいマインドだなと思います。
冒頭の人類1,000ページの本でも、4ページに渡って登場する存在ですね。

以上になります。
お読みいただきありがとうございました。

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