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Off Topic #199 宮武さんの情報収集・ポッドキャスト作りのプロセス

こんにちは。
このnoteはポッドキャスト番組 Off Topic の各エピソードを個人的にまとめているmemofleetが書いてます。

今回は Off Topic Ep.199 宮武さんの情報収集・ポッドキャスト作りのプロセス について。
ポッドキャストはこちらです。


宮武さんの情報収集・ポッドキャスト作りのプロセス

Off Topic #199 宮武さんの情報収集・ポッドキャスト作りのプロセス
Off Topic #199 宮武さんの情報収集・ポッドキャスト作りのプロセス

感想

今回はITの深掘りではなく宮武さん自身の仕事術の自己解説のような回になっています。これまでのOffTopicにはない珍しいテーマ設定ですね。

情報のメタ化

情報収集術の紹介はよくありますが、それだけではなく、SNSからニュースサイト、ニュースレター、ポッドキャストまで詳しく紹介され、宮武さんの情報のインプットから整理、ポッドキャスト化していくまでのプロセスなどが解説されています。

情報整理で思い出すのは外山滋比古さんの「思考の整理学」という本です。高校生の頃に読みました。そのなかで「情報の’メタ’化」という章があります。

ニュースは第一次的な情報、その情報を基礎に整理を加えた社説はメタ・ニュース、第二次情報としています。そのほかダイジェストや要約もまた第二次情報でこれはどちらかというと第一次情報を「圧縮」したものですが、第一次情報を時間をかけて「昇華」した評論やレビューはより抽象化された情報で、これをより専門性高く昇華をしていくと第三次情報になるという段がありました。

宮武さんのポッドキャスト作成術も情報のメタ化、昇華作業だと思います。The Verge、Techcrunchなどの第一次情報、それをもとに考察して書かれたニュースレターは第二次情報です。これらの情報を集めて、コンセプトをもとにさらに発酵、抽象化していくことで毎回のOff Topicエピソードとなる第三次情報を作っている、というプロセスになるのかなと思いました。

情報のメタ化

ファクトとしての第一次情報や第二次情報をエビデンスとしながら、コンセプトに沿って発酵させて、ポッドキャストコンテンツを作るというプロセスです。
図にすると、上記のような感じです。

高校生

コンセプトを立てて、ファクトはそのエビデンスにするという手法を宮武さんは高校生の頃に習って、それが今もポッドキャスト制作に活かされていると話していました。高校生の頃に学んだメソッドがその後役に立つことがあるなんて、勉強はしておくものですね。

「思考の整理学」は1983年に書かれていて、最後の章は「コンピューター」だったことに今気が付きました。コンピューターの登場と普及に対して、あらためて人間の価値がどうなるのかを思案する内容ですが、こんな章があったこと自体まったく忘れていました。当時はなんの感想もなく読み飛ばしていたようです。高校生の頃に学んだことを活かすのも難しいものです。

以上になります。
お読みいただきありがとうございました。

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