ダイソーの「漫画を飾れる棚」がいい

私は（時間的・空間的に）一方向かつ一様に並べるだけの収納がとても苦手です。
例えば、以下のようなものです：
・パソコンやスマホのブラウザのタブ
・クリアファイルに収納した書類
・重要度や期日順に並べられないToDoリストやメモ帳
・大きめの工具箱、本棚

これらを苦手な理由は、「今必要な大事な物が他の物に紛れて探せなくなるから」です。
物が増えすぎないように意識してたまに整理していますが、どうしても必要な物が増えていく一方です。
現に私が持っている全ての端末のタブには、「: D」や「: )」がいます・・・（今編集をしているこの画面にも・・・）

さて、そんな私にとっては、「一方向かつ一様に並べ重ねた収納から今必要な物だけを立体的に強調できること」が非常に重要であり、使い勝手のいい理想的な状態です。

本棚においてこれを実現してくれるのがダイソーの次の商品です。

こんな感じで並んでいる本達の下に敷いて使います。
あとはここに本を置くだけ！

太宰治全集があるのは数年前に実家で家族が捨てそうだったのを貰ったためで、実は殆ど読んでいません・・・
いわゆる「積ん読」というやつです。

折角なので、今回はこれらの積ん読とダイソーの商品を用いた遊びを考えてみました。
それが次の「本棚公開デュエル」です。

デュエルと本棚公開って同じなのか!!!???

noteやブログ、YouTube、ツイッター等のSNSで日夜行われている「本棚公開」と呼ばれる本棚の写真を投稿する行為を、皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

私は他人の本棚を見るのが好きなのですが、一つ残念に思っていることがあります。
それは、本棚公開の写真からは「その人がどの本を最近読んでいるか」がわからないことです。
つまり、本が一様に並べられていると、どれが今その人にとって重要な本なのかが傍目にはわからないため、もっと今読んでいる本をアピールしてほしいのです。
「語らないビブリオバトル」のようなものを、私は本棚公開に求めているのかもしれません。

そこで、本記事では「本棚デュエル」を考えて1人で遊んでみようとしました。

まず、通常のカードゲームを振り返ってみます。
いくつかのカードゲームのフィールドには以下の3つの要素が存在します（下図参照）：
①バトルゾーン・・・主にプレイヤーを攻撃するためのカードを置く
②特殊効果ゾーン・・・ある条件で①に置かれたカードなどに影響を与えるカードを置く
③墓地、山札など・・・①②に該当しないカードの置き場、今はゲームに関わらない状態

一方で、本記事における「本棚デュエル」では、上述のカードゲームの3つの要素に相当する役割を本棚の本に与えます（下図参照）：
①バトルゾーン・・・最近読んでいる、おすすめの本を置く
②特殊効果ゾーン・・・比較的手に取ることが多い本を置く
③墓地、山札など・・・①②に該当しない本の置き場、積ん読など

①②③の各ゾーンに置かれた本の理由や納得感があれば、より説得力のある強いデッキに近づくことでしょう。
本棚のおすすめ本は決して1冊だけでは成立し得なくて、後ろに置かれた本や数多の積ん読から滲み出たエキスが凝縮され、滴り落ちたひとしずくのゴールデン・ドロップなのです。
大森林が巨木から地中の微小な細菌にいたるまで、そこに息づく生命が形成する一つの巨大で有機的なシステムであるように、本棚の本たちは私達を介してここに呼び集められ、一つのかたまりになりました。

おそらく、これまで自分が買った本というのは、自分のアンテナに何か引っかかったか、もしくは友達からのオススメやよく売れていたから買った本であるはずです。
ということは、もう既に私たちは「俺だけの本棚デュエルデッキ」のためのカードを揃えてきた、天性の本棚デュエリストであると言っても過言ではありません。いや、これは過言です。アツくなりすぎました。
あとは、それが最大限の効果を発揮できるように本を本棚に入れていき、「最強の俺デッキ」を組み上げるだけなのです。
さぁ、本が、本棚が、共にあなたを呼んでいる！！！

さあ・・・読のゲームの始まりだぜ！

散々1人で盛り上がっておきながら、私の手元には先程アップした「太宰治全集」や数冊の文庫しかなかったため、バラエティに富んだデッキの編成はできなくなっています・・・
仕方がないので今回は即興デッキで戦います。
いつか私も最強のデッキを組んで公開したいです。

いくぜ！俺のターン、ドロー！

この一人遊びは結構楽しめるので、皆さんもデッキを組んで本棚公開をしてみてはいかがでしょうか？
皆さんの面白い本棚、楽しみにしてます。