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病みとお遍路⑤生きててよかった清瀧寺

突如として思い出したかのように始まる気まぐれなお遍路の記事(ΦωΦ)

お遍路シリーズの更新、すっかり忘れてた。
メモしてたのに。
高野山の記事を書いたときに、中途半端になってるこのシリーズを思い出した…。


健忘がひどいなぁ。


最後の更新から4ヶ月が経とうとしている。

ま、いいか。




2017年6月29日(木曜)
今回は難所と言われる清滝寺へ行く予定。
このお寺さえクリアできれば、あとはゆっくり高知県内のお寺をまわるつもりだ。(身の安全のため札所の順番はこの際無視w)
平日の早朝なら対向車もないまま、お寺までの山道を運転できるとにらんでいる。

よって、早朝から挑む作戦。
6月中の梅雨シーズンにお遍路旅をしているわけだが、空梅雨なのか雨に降られることは無くここまでなんとか無事に来れている。





そんな6月29日、高知県土佐市の天気は。

土砂降り(けっこうやばw)


マジかよー( ;∀;)
でも、行かないわけにはいかん。
カッパがトランクに入っているか確認をし、出発。





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見てよ、このヘアピンカーブ。
その上、道めちゃくちゃ細い。
更に、急こう配。




↑緊張感を味わっていただきたく参考動画。(私の運転ではない)
3:14あたりからじわじわくる。
この動画の中の人、テロップではとても怖そうに言うてるけど、めちゃくちゃ運転うまいので、そんな恐怖感ない。


私の方はというと、チンクエチェントのアクセルはべったーーーーーと踏みっぱなし、でも車はウンウン音ばかりすごくて、少しずつしか登らない。

何が怖いって、未だかつて高速道路でもアクセルを一番奥まで踏み込むことなんてなかったから、車の床に穴が開くんちゃうかと言うくらいの力で踏んでいるにもかかわらず、なかなか登らない車。
そしてアクセルを踏み込んだ右足の力をちょっとでも抜こうもんなら、じりじりと車がバックする恐怖。
右側は崖、ガードレールが無いところ多々あり。

その上、結構な雨量!視界は最悪。
もう、ストレスマックス、ふらふらする~。

これで対向車でも来ようもんなら死ぬわー!と思いながらお寺の駐車場へ到着。
鶴林寺より怖い10分間だった。
距離は短いのだけどね。

清滝寺には8時前には到着できたおかげで、対向車もなくまたお遍路さんも雨のせいだろうか、いなかった。
いわゆる貸し切り状態w

だからってゆっくりしてられへん。
帰りもあの坂道を、転げ落ちる勢いで運転しなきゃいけないんだ。

カッパを着て足早にお参りを済ませる。
お参りが終わった頃、1台のお遍路車がやってきた。
おっと、はよせなまた次から次へと車くるわー、


母はもう少しゆっくりしたかったようだが、

はよこの山降りな、死ぬで!

と言って急かす。(どんな急かし方)



運転するのは私なんだよ、恐怖を一人で背負うのはもういやだ。
母はただ乗って「まだつかんの~?」って言ってるだけだからなw




帰り道も対向車に出くわすことはなく、無事山を下りることができた。
もう、二度とこの道は運転したくない。

大袈裟じゃなく、生きてて良かったと思ったドライブ。






徳島の鶴林寺と高知の清滝寺の恐怖の印象が強すぎ(笑)
愛媛と香川の思い出は、また気が向いたら書くのだろう。

一体いつ結願の記事が書けるのか(。-`ω-)