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夢女子デート備忘録 前編

まずはイカれたメンバーを紹介するぜ

♥A氏

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推しとデートがしたくてしたくてしたくて仕方がなかった夢女子
この度ついにドリーム・カム・トゥルーした。

♥推し

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某ソシャゲのキャラクターで、芸能関係のお仕事やお魚関係のお仕事をしている(???)。A氏の推し。
以下、「推し」と呼びます。


♥B氏

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レイヤーであり、闇の腐女子
冬のボーナスで鬼滅の刃を全巻購入した。


♥私

アイコン3

この記事を書いている者。
今回のデートはカメラ係として同行した。


・・・・・・・・・・・・・・・

ことの発端は去年、A氏、B氏、私のアラサー3人で開催した、2018年のクリスマス会兼忘年会での出来事であった。

A氏は某ソシャゲの某キャラクターに魂を捧げていた(いる)。
諸々の課金はもちろん、発売されたグッズはほぼ全て所持しており、万が一のことがあった際は棺桶に推しの缶バッチを敷き詰めてくれとお願いしてくるほどの強火の夢女子である。

推しを推しすぎてメンタルがブレイク♡していたA氏は、ついにこんなことを言い出した・・・。

どうにゅう

突然、中学以来の友人に「推しのコスプレをして自分とデートをしてほしい」と懇願し始めたのである。
最初は断固拒否していたB氏だったが(当然である)、A氏の激ヤバなお願いはなんと1年に渡って続き・・・

イラスト11

B氏はついに押し負けた。

「推しとデートがしたい」
そう言い始めてから1年後の2019年クリスマス、ついに夢女子デートが決行されたのであった・・・。


せっかくなので当日の様子を備忘録として残しておこう、ということで、この記事を書いている。

・・・・・・・・・・・・・・・

デート当日、B氏には先に準備をしておいてもらい、A氏と私は2人で集合場所へ向かった。
A氏は緊張のあまり眠れなかったようである。

「すでに無理」
「現実???」
「本当に推しがいるんだよ」
「心臓への負担がすごい」
「心不全を起こして死ぬ」
「帰っていい?????」
「帰りたい」

私の腕に縋り付きながら死ぬほど震えていた。すでに色々限界である。
鬼滅の世界だったら心拍数と体温が上がって痣がでているところだ(でません)。


そして・・・集合場所に到着すると・・・


すごいイケメンが・・・


いた・・・!

さしえ

推し、実在した!!!!!????


B氏のコスプレ姿を実際に見たのはこの時が初めてだったが、完成度がすごすぎてB氏だと気づかず素通りしそうになってしまった。
まさにソシャゲのカードからそのまま現実世界へ飛び出してきたような出来栄えである。


SUGOI  KAO  GA  II  ・・・!!!

キャラにそこまで詳しくない私でさえこう思うのだから、当然A氏は瀕死である。

挿絵2

しばらく声にならない悲鳴を上げたり、壁を殴ったりして混乱していたようだったが、「黒マスク解釈一致です」とは元気に伝えていた。性癖に刺さったようである。

今回のデートは某コスプレイベントを通しての決行であり、我々は早速、イベント参加中でも入店可能な近くのファミレスへ移動した・・・。

(中編へ続く)


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