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中島啓太(23)=フリー=が1イーグル、4バーディー、2ボギーの68をマークし、通算12アンダーで4位に入って初の賞金王に決まった。

賞金王になることができました。アマチュア時代から背中を追ってきた金谷拓実さんがいなかったら、ここまで粘れていないと思うし、相手が10代のアマチュア時代から親交が深く、切磋琢磨(せっさたくま)してきた金谷さんじゃなかったら賞金王になれていたかも分かりません。賞金王を目指してここまで戦ってきたというより、金谷さんとの賞金王争いがとにかく幸せだった。今はそんな気持ちです。最後に1試合、日本シリーズJTカップが残っているので、そこで一緒に優勝争いがしたいです。

 1年間は本当に長かったです。プレーオフの末に2位だった5月のミズノオープンが転機でした。あの試合から5週連続最終日最終組が始まり、なにかつかめた感じがして。遊び心を持ってボールをコントロールできるようになって、ショットに常に自信を持てるようになりました。試合を目の前の一打ではなく、72ホールとして考えるようにしたところ、楽に試合を組み立てられるようになりました。

 夏前ぐらいから、不眠にも苦しみました。薬をのまないと眠れなくなってしまって。夢に自分が打ったミスショットが出てくるんですよ。ウワッて、起きるじゃないですか。反射的に両手をグリップを握るように組んじゃう。もう病気、です(笑い)。それくらいミスショットの残像が離れなくて、考え込んでしまいました。多分練習不足だったんです。

 夏場は体がバテ気味で、頭の中もパンパンで疲れ切っていて。試合中は練習せずに帰ったりしていました。だから自信も持てていませんでした。悪いショットを打ったまま帰っているから、夢に出てくる。11月のマイナビABC選手権あたりから練習量が戻り、今季3勝目を挙げられました。やはり練習は大事です。

 ポーカーフェースと言われますが、実はめちゃくちゃ試合中に喜怒哀楽しています。ただ、顔に出していないだけ。2010、15年賞金王の金庚泰(キム・キョンテ、37)さんの影響です。「鬼」と呼ばれるほどの強い勝ち方に憧れていたので。「無」というか、感情を出さないところが本当に好き。感情を表に出さない方が、相手にしたらいやだから。

 かねてからファンだった巨人の菅野智之投手からも、多くのことを学んでいます。先発投手とゴルファーって、試合の進め方が似ていると僕は思っていて。9回まで投げるとしたら、絶対にアップダウンがあるから。菅野さんに関するYouTube動画を見たときに「集中力を100%に上げるためには常に100%じゃだめ。70%でやっておきながら、ギアを上げた時に120%まで持っていく」とあったんです。ゴルフは4日間72ホールだから、すごく似ているなと。

 昨年11月に共通の知人を介して知り合った菅野さんに夏、一度聞いたことがあるんです。「イライラするときどうするんですか?」って。そしたら「イライラしない」って言ったんですよ。「なんでですか?」って聞いたら、「イライラできるほど偉くないし、強くなれていない」って返ってきたんです。あの人のレベルでさえ、そう言うんですよ。僕なんてとうてい達していないから、怒れるわけがないんです。

 全英オープンを勝つことが一番の目標です。

 応援されながらゴルフをしないと、アスリートとして楽しくないですし、応援される存在でありたいです。応援されるためには強くないといけないし、人柄も良くないといけない。客観的に自分を見ながら成長していって、世界で勝てる選手になれるように頑張っていきます。

笠原彰心理学的分析


中島啓太選手の精神的な側面を心理学的に分析すると、彼は明らかに競争と成長を推進する要素を内在化しています。彼の言葉から、目標指向型の動機付けが見て取れます。つまり、彼は自らのアイデンティティを競技における成功と強く結びつけており、それが彼の行動と自己認識を推進しています。賞金王という具体的な目標に向かって、彼は自己比較と他者比較のバランスを取りながら、自己成長のプロセスを楽しんでいるようです。

彼は金谷拓実選手との関係を通じて、自己向上を目指す「切磋琢磨」の価値を認識しています。これは彼が競争相手をライバルとしてではなく、成長を促進するパートナーと見なしていることを示しています。このような関係性は、彼のモチベーションを高め、目標達成への道筋を継続する力となっています。

また、プレー中の彼の「ポーカーフェース」は、感情調節能力の高さを示しています。心理学では、感情をコントロールし、適切に表出する能力は、ストレス状況下でのパフォーマンスに直結するとされています。彼が述べているように、この能力は金庚泰選手から学んだところもあり、感情を内面に留めることで相手へのプレッシャーを高め、自身の集中力を保つ戦略となっています。

しかし、夏に体調と不眠に苦しんだことは、心理的ストレスや燃え尽き症候群の可能性を示唆しています。ミスショットの夢に悩まされることは、競技ストレスに対する彼の内面的な反応であり、これは彼がどれだけ自分自身とそのパフォーマンスに対して要求が厳しいかを示しています。彼のこの部分は、スポーツ心理学において「心理的回復」と「心理的耐久力」の重要性を強調しています。

さらに、菅野智之投手との対話は、彼がストレスやプレッシャーを感じた際の対処法についての洞察を提供しています。この対話は、彼のストレス耐性と成熟した自己認識を示しており、自分の感情を管理し、冷静さを保つことの価値を認識していることが分かります。

最終的に、中島選手の心理的特徴は、目標達成への強い動機付け、良好な感情調節能力、そして自己成長というプロセスを楽しむ能力によって支えられています。これらの特性は彼をトップアスリートにするための重要な要素ですが、燃え尽きやストレスに対処するために彼が継続して心理的スキルを磨くことの重要性も示しています。

笠原彰プロフィール:

作新学院大学メンタルトレーニング教授
とちぎスポーツ医科学センター協力心理相談員
プロメンタルコーチ
自己肯定感養成プロコーチ
ライフバランスアーティスト
健康運動指導士
メンタルヘルスファーストエイダー
メンタルヘルス運動指導員

アスリート、コーチ、指導者、ビジネスマン、音楽家など、人生をより豊かにしたい全ての方の挑戦をサポートします。

専門的な知識を習得したプロメンタルコーチとメンタルアスリートを養成しています。完全個別指導でプロメンタルコーチとアスリートを養成します。

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